(ニューヨーク)-芸術家であり活動家でもある艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が6月22日に保釈されたことで、家族や友人、支援者に安堵感が広がっている。しかし、彼の逮捕拘禁そして保釈条件にまつわる様々な問題については未解決のままである、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。特に懸念されるのは、艾氏逮捕の政治性、警察が艾氏から"自白"を引き出した状況、保釈後に同氏の自由が制約される可能性である。 国営新華社通信は艾氏保釈の後、「良好な姿勢で罪を認め、更に、詳細不明であるものの、慢性疾患を患っているために保釈された」と伝えた。加えて、「今回の保釈は、脱税容疑について、艾氏が税金を払う意向を繰り返し表明したことを考慮しての結果」でもあるという。 ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア・アドボカシー・ディレクターであるソフィー・リチャードソンは「中国政府による艾未未氏の逮捕は政治的であったし、保釈
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