(ニューヨーク)タイの新首相による初のビルマ公式訪問では、投資案件だけでなく、両国の人権問題にも焦点をあてるべきだ、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日述べた。タイのインラック・シナワット首相は2011年10月5日、ビルマの首都ネピドーに数時間滞在し、ビルマのテインセイン大統領と会談する予定だ。なお民主化指導者アウンサンスーチー氏や民族政党幹部と会談する予定はない。 インラック首相の訪問では、両国間の年来の懸案事項も話題となる。タヴォイ(ダウェー)港湾開発事業などタイが行う投資案件や、タイのビルマ難民キャンプに住む140,000人以上の難民の今後、タイのビルマ移民労働者約200万人の法的地位、両国の国境貿易も話し合われる。このほかビルマからの大規模な麻薬密輸などの安全保障問題も議題になるだろう。タイ政府は、インラック首相の訪問がビルマに民主主義への移行と改革を促すためのものであり、改革は2