謹慎だ、厳罰だと極めて馬鹿馬鹿しい文脈で毎日その名が取りざたされているモンゴルであるが、さて、数年前のニュース特集では、モンゴルにまつわる報道は実に凄惨な現状を告げる文脈のものであった。 マイナス40度にもなる極寒のさ中で、親を失った子供たちが寒さをしのぐために下水のマンホールで生活をしている―― 「マンホールチルドレン」 そのショッキングな映像と悲惨な実態は繰り返して報じられ、その扱いもかなり大きなものであったと記憶している。 が、今その話を聞くことはまったくない。 これほど毎日モンゴルの国名を聞くというのに、そのモンゴル社会の問題としてあれほど大きくいわれていたマンホールチルドレンの報道がなされないのはいったいなぜなのか。 聞けば、バブルだ、開発だ、成長だ、と実に景気のいい話ばかりである。 いったいどうなっているのか。 調べてみた。 すると、真っ先に見つかったユニセフの情報には、こんな