戦車が活躍するアニメの人気をきっかけに、興味を持っていたところ、陸上自衛隊が広報活動の一環として行う富士学校研修に参加する機会を得た。トレンディネットに取材の声がかかったのは初めてのことだが、リアルな自衛隊の姿を、幅広いメディアを通じて伝えたいというのが狙いだ。 目玉は最新鋭の「10(ヒトマル)式戦車」で、2013年に本格的な配備がスタートしたばかり。最終的な調達数は未定だが、高い能力を持ち海外からの注目も高いという。 実際の試乗では、乗り心地の良さが印象的で、強さを支えるのが、複数の戦車をネットワークでつなぐ指揮システムにあることにも驚かされた。そして純国産である10式戦車の生産を支える日本の技術や、それがもたらすスピンオフなど、普段の取材では聞けない興味深い話もたくさん聞くことができた。