周南市議会は10日、臨時会を開き、書店やカフェを併設する図書館を核施設とする新徳山駅ビルの指定管理者に、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」の企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定する議案を賛成多数で可決した。本会議は午前9時半に始まったが、たびたび審議が紛糾。休憩と再開を繰り返し、採決は11日未明までもつれ込んだ。 指定管理期間は開業から2023年3月までで、指定管理料は年間1億6000万円を上限とする。市は今後、CCCとの基本協定締結を早急に進める方針。 このほか、新駅ビルが最短で開業した場合を想定し、来年11月から23年3月まで5年5か月分の指定管理料約8億950万円の債務負担行為を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案など4議案も可決された。 新駅ビルは3階建て約5250平方メートル。CCCの提案では、1階はコーヒーなどを飲みながら本を読める「ブック&カフェ」、