2013年2月15日、ロシアのチェリャビンスク州上空を隕石が通過しました。隕石は昼間にも関わらず太陽よりも明るくなり、空中分解によって発生した衝撃波により数千棟の建物の窓ガラスが割れ、1500人近くの人々がケガをしました。隕石はその後地面まで落下し、現在では「チェリャビンスク隕石」という名前が付けられています。 チェリャビンスク隕石がもたらした災厄は、初めて確実な記録が残された大規模な隕石災害として名を残しています (厳密には、隕石は地面に落下した天体の破片のみを指す用語であり、落下中の天体は隕石とは呼ばれませんが、ここでは分かりやすさを優先して「隕石」と表記します) 。 【▲ 図1: チェリャビンスク隕石の塵は、大気中をしばらく漂い、やがて地面に落下しました(Credit: Uragan. TT)】さて、地上ではチェリャビンスク隕石の大小さまざまなかけらが見つかっていますが、他にもユニー
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