2022年5月2日のブックマーク (1件)

  • II-4 「トーン・ポリシング」の罠

    いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 実に民主主義的な状況 SNSの発達がわたしたちの生活を変えたことのひとつに、だれかに「要求」をされたりしたりする機会が増えた、というのがある。 フォロワーやクラスタによっても異なるかもしれないが、たとえばわたしが朝起きてネットを開いて見てみると、必ずと言っていいほど、どこかのだれかがなにかを訴えている。それは性差別的な制度に対する問題提起や実際にあっ

    II-4 「トーン・ポリシング」の罠
    DavitRice
    DavitRice 2022/05/02
    晶文社の連載、5月分です。「トーン・ポリシング」という概念の良し悪しや「怒り」という感情の扱い、民主主義社会において「要求される側」の態度はいかにあるべきか、といったことを考察しています(長いです)。