まるで建築家たちがもっと悪評を得たいかのようですね。 日本の建築家たちがザハ・ハディド設計の巨大な五輪スタジアムに反対しており、そのデザインに対し丸1年異議を唱え続けていることは周知のことかと思います。しかし、先月事態は急激に悪化し、新たに多くの非難が集まる中、ついにザハが閉ざしていた口を開いたのです。まさに最悪の事態です。 事情が呑み込めない方のために簡単に説明しましょう。ザハは2020年の東京五輪で使用されるスタジアムのデザインコンペにて、見事選出された建築家です。日本の権威ある建築家たちが即座にでかすぎるだの総工費が高いだの、引いてはデザインが酷いなどと攻撃的とまで言える態度で批判したあのデザインは、コンペで選ばれていたのです。 すでに決まったデザインにも関わらず、反対する人の数はみるみる増え、ついには一般の人までもが反対するようにまでなっています。そして、建設費は当初1,300億円