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ブックマーク / jp.ign.com (5)

  • 「ゼルダの伝説 BotW」ハイラル世界の3D表現を生んだのはアーティストとプログラマー、時間と空間の重ね合わせだった - ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

    9月1日、横浜パシフィコにて開催された技術系開発者イベントCEDEC 2017にて、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のグラフィックスに関する公演が行われた。登壇者は、任天堂企画制作部アーティストの滝澤智氏と、企画制作部プログラマーの堂田卓宏氏。公演では同作のグラフィックスの開発経緯が明かされたが、その要は、「レイヤー」を基調としたアーティストとプログラマーの協力にあったという。 堂田卓宏氏 両氏はまず、同作を「スタイライズド」なものであると規定した。「スタイライズド」は、「記号化された」と訳せる用語である。そもそもの設計思想から逆算すると、プレイヤーがなにかを行うと同時に、世界からすばやいレスポンスが帰ってくることが肝要であった。そこで、何が起こったのかを即座に認識してもらうための記号的表現が採られた。たとえば、材を入れると全自動で料理ができあがる不可解な鍋、切り倒されると

    「ゼルダの伝説 BotW」ハイラル世界の3D表現を生んだのはアーティストとプログラマー、時間と空間の重ね合わせだった - ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
  • ナ・ホンジン監督が贈るノンストップのオカルトホラー「哭声/コクソン」レビュー

    物語は、とある平和な村落が舞台。日人っぽいがそもそも人間なのかもわからない″よそ者″(國村隼)がやってくる。彼についての謎めいた噂が広がるにつれて、多発的に猟奇殺人事件が起こる。それを主人公の警察官ジョング(クァク・ドウォン)らは捜査するが、加害者にはその記憶がないため、真相を解明できない。しかし、彼らには共通して謎の湿疹が見られた。さらに、ジョングは娘にもその湿疹があることに気づく。そこで彼は娘を救うため、″よそ者″を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていく……。 作においては、劇中何度も物語が転換するような「大波」が発生する。その「大波」に揺られ、序盤からは全く予想だにしないような領域に持っていかれる体験をお薦めしたい。そのため、展開や細かい描写に対する言及は極力避ける。 作は、第一にナ・ホンジン監督作品として考察する。彼は作までに、「チェイサー」、「哀しき獣」と商

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  • 電遊奇譚

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  • 【電遊奇譚:其十三】ロンドンのルイージマンション

    私の母は私がゲームをプレイしているときに死んだ。部屋でコンピュータに向かっているとき、階下がやけにざわついているものだから、様子を見に降りた。すると私の母は、私たち家族が20年間事をともにした台所机のそばに石のように転がっており、そのまわりに数名の水色の服を着た男たちがいて、さかんに彼女の身体に「蘇生」を行っていた。そのうち担架が搬入され、彼女の身体が運ばれていった。しばらくして電話が掛かってきた。救急車に同乗した父だった。「お母さんは死んだ」と彼は言った。「そうか」と私は答えた。それから私はいったん家の外に出て、なぜか大学に電話をかけた。「しばらくのあいだ顔を出せないと思います」私は最も懇意にしていた事務員の女性にそう告げた。 どうして、と彼女は言った。 「母が死にました」と私は答えた。 どうして、と彼女は言った。 「頸を吊ったんです」と私は答えた。 彼女は言った。「いまは自分のことだ

    【電遊奇譚:其十三】ロンドンのルイージマンション
  • 【電遊奇譚:其一】 身を滅ぼしてまでゲームに打ち込む理由

    死ぬほど不幸になってもいいではないか。 それも人間の可能性のひとつである。 ――ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『反哲学的断章――文化と価値』 人生をだめにするほどビデオゲームに没頭した経験をもつ人は多くいるだろう。そこからどのようにして生き延びたかが問題だ いまから10年前の2006年のこと、私はもっとたくさんビデオゲームを遊ぶために高等学校をドロップアウトした。これはいい。私はさらに――意識してそうしたわけではないが――それまでにあった交友関係をすべて遮断した。これもまあいい。問題は、それから色々なところでアルバイトとして働き、その店のじゃまをして給料をもらっていたことだ。当時の私がいったい何を考えていたのかは定かではない。確かなのは、ビデオゲームがやりたくて仕方がなかったことだけだ。 そうまでしてやりたかったゲームとは、「Wolfenstein:Enemy Territory」であ

    【電遊奇譚:其一】 身を滅ぼしてまでゲームに打ち込む理由
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