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2008年8月5日のブックマーク (4件)

  •  昔話/コンクリート - イチニクス遊覧日記

    あやちゃんと一緒だったから、あれは小学校にあがる前か1年生の頃のことだ。私たちの主な遊び場であった空き地に、家が建つことになった。 私とあやちゃんは隣同士の家に住む同級生の幼なじみで、その空き地はあやちゃんちの向かいにあった。春にはレンゲやクローバーの咲くいい感じの原っぱで、広くはなかったけれど、木の柵を越えれば菜の花畑が広がっていて、その奥には竹やぶまであった。夏にはショウリョウバッタやトノサマバッタを追いかけまわし、秋が近付く頃にはコオロギやら鈴虫も捕まえた。一度、偶然に虫取り網にスズメを捕まえてしまったことがあって、飼いたいといったら祖父に怒られなくなく放したことがある。あのときのスズメはさぞかしはらはらしたことだろう。悪いことをした。 そんなふうに、私とあやちゃんは晴れた日にはもっぱら、その空き地で遊んでいた。手先の器用だった(たしか映画の美術さんだった)あやちゃんのお父さんにベン

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    Delete_All 2008/08/05
    小さいころの空き地って滑り台も鉄棒もなかったけど最高の遊び場だったよね。
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    一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかにべる。 昭和8年、津波に御用心 はらこ飯は冷たいほうがうまい説 摩尼車は時をかけるようにして回る 南相馬の珈琲亭いこいで休憩 津波の被害にあった請戸小学校を見学する 東日大震災・原子力災害伝承館 南相馬の寿司屋で塩釜港のひがしものマグロをべる ふたたび喫茶店で…

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    Delete_All 2008/08/05
    巧みな季節感があるね。
  • ケータイ小説『闇夜(やみよる)3』 - 村上F春樹

    バイクチーム「婆逝句麺」のキクリンこと菊池凛子が鳥取駅南口のトスク駐車場で盗んだヤマハを駆って福井県の西ナントカってところまでツーリングに行ったきり行方不明になったのを私はガソリンスタンド「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」の店長から教えられた。 「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」は私のバイト先で、似非ブルース・リー信者の店長が「ドラゴン」と付いているだけでブルース・リー主演作と勘違いして命名した恥ずかしいというか引っ込みがつかなくなったというか可哀想なほど馬鹿な店。「東洋一巨大なブルース・リーとチャック・ノリスの看板が目印!」と市内で大々的に宣伝しているけれど、その看板で凛々しくポーズをキメているのだってブルース・リャンと倉田保昭だからバイトに行くたびに泣きたくなる。 泣きたくなるけど辞めないのは一時間に一台くらいしか客が来ない上にセルフ給油でやることがなく暇だから。知り合いだって隣のクラスのカネ

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    Delete_All 2008/08/05
    舞城降臨!
  • 2008-08-04 - 青色2号 - Sun Raによるジャズ史試論 第1回

    というわけでやってきました、第1回。今回はサン・ラとモダン・ジャズ、その双方の生い立ちについて辿っていきたいと考えています。 出生 歴史というからには、まずはその始まりを定義しなければなりません。 前回も少しだけ触れたとおり、サン・ラは自らを土星からの使者と自称し、生い立ちについてその痕跡を消し、あるいは偽り、周到にはぐらかし続けました。それが彼の意志であり、その忠実に意志に従ってあくまで「サン・ラ」として彼を紹介しようとするならば、彼の身にはじめて「啓示」が訪れたその日、あるいは初めて「サン・ラ」を名乗ったその日を始まりとすべきなのかもしれません。 が、まあいいでしょう。彼の生い立ちが多少なりとも分かっている現在、わざわざそんなに話を分かりにくいものにしてしまう必要もありません。私たちはまず、ややこしい経歴を持つこの人物の歴史の始まりを、人間としての出生日である1914年の5月22日と定

    2008-08-04 - 青色2号 - Sun Raによるジャズ史試論 第1回