ソフトバンクの松坂大輔投手(35)が苦しんでいる。昨季、9年ぶりに日本球界に復帰したが、いまだに一軍登板はなし。8日に投球練習を再開したが、右肩やヒジの状態は一進一退。復帰の道は完全に白紙のままで、厳しい声は増す一方だ。“平成の怪物”はこのまま終わってしまうのか。監督、コーチとして西武時代の松坂を見てきた本紙専属評論家の伊原春樹氏が、怪物右腕の今後に断を下した。 平成の怪物と呼ばれ、日本を2度のWBC世界一に導いた右腕がもがき苦しんでいる。 9年ぶりの日本球界復帰で注目を集めた昨季は、右肩痛を発症。8月に手術に踏み切り、米国でリハビリに集中した。一軍登板なしに終わり、二軍でも1試合に登板したのみだった。再起を期する今季も厳しい状況は変わっていない。二軍戦5試合に登板したが、0勝3敗、防御率7・82(9日現在)。5月14日のウエスタン・広島戦で2回途中9失点を喫してKOされた際には、右手