人々の生活のほぼすべての側面を握るようになった米IT大手アマゾンについては、誰しもが嫌う理由を持っているが、それでも同社が新作ドラマにどれほど膨大な資金を投じられるかには驚きを隠せない。 そんなアマゾンがついに、賢明なアイデアと思える作品に巨額を投じた。それは『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』でもなく、『シタデル』でもない。人気ゲームを実写ドラマ化した『Fallout』だ。同作は、『ウエストワールド』を手がけたジョナサン・ノーランと、ゲームの開発元ベセスダ・ソフトワークスのトッド・ハワードが共同で制作。「プライム・ビデオ」での4月12日の配信開始に先立ち、初となる予告編がこのたび公開された。その内容は正直、信じられないほどのクオリティだ。 『イエロージャケッツ』のエラ・パーネルが、Vault(核シェルター)から出て核戦争で荒廃した外の世界へと踏み出す主人公のジーンを演じ、『JUSTIF