子供が生まれて退院して、3時間ごとの授乳やらオムツを替えたりお風呂に入れたりに四苦八苦して、まだまだ泊まり込みできてもらっているお義母さんに生活の大部分をみてもらいながらも、なんとなく落ち着いてきた感じがしている。こうやって生活が進んでいくのだというリズムができあがってきているからだろう。 父親としての実感はまだ薄い。子供は超かわいい。名前はほぼ決まってきているものの、届けはギリギリになるかもしれない。最初、海苔みたいだったうんこが四日目のカレーのような様相を呈してきて、かわいさ以外主張しなかった泣き声は、ずいぶん力強く、気持ち悪いとかお腹減ったを主張するようになった。手をよく口に入れる。ホッという口をする。手足が、つっぱるように反応する。目をぐりぐりと動かす。服を脱がすと泣く。服でくるむと泣き止む。かわいい以外ない。でもまだ、どこか別の場所からやってきた存在のように感じるところがあって、