土手を散歩中に愛犬の柴犬(しばいぬ)がしたフンをポリ袋に入れて、民家に投げ込んだとして、神奈川県警平塚署は15日、平塚市のアルバイトの男(62)を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で現行犯逮捕し、発表した。容疑を認め、「犬は散歩しないとフンをしないが、自宅に持ち帰るのは嫌だった」と話しているという。 逮捕容疑は15日午後4時45分ごろ、平塚市の渋田川の土手から民家敷地に犬のフン約52グラムを投げ入れ、捨てたというもの。署員が土手の対岸で張り込んでいたところ、フンを投げたという。 周辺住民宅では昨年秋からポリ袋に入った犬のフンが投げ込まれたり、車のボンネットに置かれたりする被害が約20件あり、110番通報や相談が相次いでいた。署が関連を調べる。 男は1人暮らしで柴犬は知人が預かったという。愛犬家で犬を飼っている山口富司副署長は「フンの後始末をするまでが愛犬家の責任です」と話している。(村上潤治