私は、日本人女性の基準体格を超えている。だから、日本に住んでいる頃はいつも、服や靴の合うサイズがなくて苦労した。男の子たちにもおじさんたちにも、よく体格をからかわれた。そこへある日、「日本人女性は9号が一番美しく見えますから、それに合わせていただかないと・・」なんぞとブティックの店員が偉そうに言っているのをテレビで見て、怒り心頭に発したのを覚えている。そのコンプレックスのおかげで、暗い青春時代を送ったし、ずっとアメリカに住むようになった心理的原動力もそれだった。 当時、日本人女性の多くが9号でちょうどよいだろうことは事実だったし、それはそれでよい。ただ、それをもって「日本ではこれでないとダメ」といって決め付けられるとむかっ腹がたつ。 iPhoneをめぐる「ユーザーインターフェース論争」を読んでいて、こんなどーでもいいことを思い出してしまった。 iPhone不振は「想定内」とKDDI小野寺社
8月2日にこの世を去った、ギャグマンガのパイオニア・赤塚不二夫。『天才バカボン』や『おそ松くん』などの名作は言うに及ばず、新人時代のタモリのセンスを見抜き、世に送り出したという不世出の”笑い”の天才だ。その一方で、後期の『天才バカボン』では、左手で描いてみたり、山田一郎というペンネームに変えてみたりと、自らが開拓したギャグ漫画というジャンルをあえて破壊するような作風も散見できた。その作風のように、赤塚自身も破天荒な私生活を送っていたという。 「赤塚先生が歌舞伎町のバーに行ったのですが、そこがいわゆる『ぼったくりバー』で、法外な金額を請求されたんです。天下の赤塚先生だからその金額を払って、店を後にしたのですが、先生は翌日も、その翌日も、その翌々日も……連日そのバーで飲み明かしたというんです。バーの店員は嫌がらせかと思って、ついには『もう勘弁してください!』と根を上げたそうです。すると、赤塚先
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