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ブックマーク / sessai.cocolog-nifty.com (82)

  • 古の所謂志を得る者は、軒冕の謂いに非ざるなり - 雪斎の随想録

    ■ 北京五輪も終盤である。 男性陣の「野球」と「サッカー」の将来には、懸念を覚える。 ソフトボールに象徴される女性陣の活躍に比べ、「熱」の伝わらない試合を見ていると、この二つの競技には、「冬の時代」が訪れるような気がしてならない。人々の心が離れてしまえば、プロ・スポーツが成立する基盤が揺らぐのである。勝ち負け云々よりも、「熱」の伝わらないパフォーマンスが続いている代償は、かなり大きなものになるであろう。昨日の「野球」日韓戦における左翼手(あえて名前は記さない)のタイムリー・エラー二連発には、唖然とした。余りにも、無様である。これが「野球」の現状を象徴しているのではないか。 幾度も書く。こういうオリンピックが「支持してくれる人々」を増やす機会であるということは、サッカー関係者も野球関係者も諒解しておいたほうがいい、「オリンピックをなめてはいけない」のである。 『荘子』(繕性第十六)に曰く、「

    古の所謂志を得る者は、軒冕の謂いに非ざるなり - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2008/08/24
    かんべえじゃねえよ。
  • 古色蒼然とした判決 - 雪斎の随想録

    ■ 誠に面白い判決が出たものである。 □  自衛隊イラク派遣に違憲=兵士空輸「武力行使と一体」-名古屋高裁 4月17日19時41分配信 時事通信 自衛隊のイラク派遣は違憲として、愛知県などの弁護士と各地の住民らが国を相手に、派遣差し止めと慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は「米兵らを空輸した航空自衛隊の活動は戦争放棄を規定した憲法9条1項に違反する」との判断を示した。派遣差し止めと慰謝料請求の訴えは認めなかった。 自衛隊イラク派遣をめぐる同様訴訟は全国で起こされているが、違憲判断は初。国側は勝訴のため上告できず、確定する見通し。1審名古屋地裁は憲法判断をせずに訴えを退けていた。 原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。高裁では初めて。 青山裁判長は、イラクの現況につ

    古色蒼然とした判決 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2008/04/18
    古色蒼然とした主張を政府もしたってことでしょうなあ。
  • 身体障害を持って生きるということ。 - 雪斎の随想録

    ■ 雪斎は、「日の福祉」批判で言論活動を始めた。今は、表の活字メディアでは「福祉」論を封印している。 ただし、このブログでは、自分が障害を持つ身であることを隠さないで書いている。 雪斎に直に会ったことのない人々は、雪斎がどのような障害を持っているのかが判らないであろう。 脳性小児麻痺という障害には色々とヴァリエーションがある。 雪斎の持つ障害者手帳には、「両上肢障害」と書かれている。 要するに、手が使えないということである。 手を使ってまともにできることというのは、書を開いたり、キーボードを打つことぐらいである。 世の人々の中には、雪斎における言論活動を褒めてくれた人々がいた。 しかし、雪斎にとっては、それは、唯一できることだから、やっているのである。 故に、普段の生活は不便であることこの上ない。 ① 事のとき ② 服を着るとき この二つの局面だけは、どうしても他人の手を借りなければな

    身体障害を持って生きるということ。 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2008/04/09
  • 不同意理由の逐次投入 - 雪斎の随想録

    ■ 第二次世界大戦中、ガダルカナル作戦やインパール作戦における日軍の愚行を表すものとして言及されるのが、「兵力の逐次投入」である。 この伝でいえば、日銀総裁・副総裁人事案件を前にした民主党の対応は、さしずめ「不同意理由の逐次投入」と評されるものである。 日銀総裁・副総裁人事案では、民主党は、渡辺副総裁案を「天下り反対」ということで不同意にするつもりのようである。何故か。小沢一郎氏が反対したためだそうである。 武藤総裁案、田波総裁案のときは、「天下り反対」という理由は前面に出ていたであろうか。 要するに、次から次から「別の理由」を持ち出しては、不同意にしているのである。 人間の心理を荒廃させるのに一番、有効な方策は、「何時、終わるのかが判らない状況」に人々を追い込むことである。人間が「冬の寒さ」を堪えることができるのは、「冬の後には春が来る」ことを知っているからである。そうした展望がないと

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    Desperado
    Desperado 2008/04/09
  • 政治家よ、「バラエティ番組」に顔を出すな。 - 雪斎の随想録

    ■ たまには、「暴論」も書いてみよう。 この数年、テレビといえば、NHKとテレビ東京しか観ていない、他にBS放送の紀行番組を観る程度である、 故に、たとえば下のようなプログラムがあるのを知らなかった。 □ 今日午後9時からの日テレ系「爆笑問題の証人喚問-太田光内閣がアノ関係者とっちめちゃうぞSP」 爆笑問題の証人喚問2007では”太田光内閣”にさまざまな閣僚が集合。官房長官の福留功男や環境大臣の東ちづる、年金担当大臣のえなりかずきらが一年の出来事を振り返りながらトークを繰り広げる。 証人として宮崎県知事の東国原英夫氏が登場。番組が宮崎県民にアンケートを行ったところ、周りが騒ぐほど自分たちの生活は変わっていないと手厳しい意見が届く。 農林水産大臣だった松岡利勝さんの自殺直前に謝罪を説得したという鈴木宗男氏や、プロボクシングの”亀田ファミリー”の行く末を握るといわれるアントニオ猪木も現れる。

    政治家よ、「バラエティ番組」に顔を出すな。 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2007/12/27
    「てぃーヴぃーたっこー」はどういう位置付けになるんでしょうか。政治自体がショー化してるので、ショーに出演することも制限しても、ショー化は止まらない。
  • 「石油の一滴は血の一滴」 - 雪斎の随想録

    ■ この事件の意味を真剣に考える必要がある。 □ 日のタンカー、海賊がソマリア沖で乗っ取る 10月29日20時59分配信 読売新聞 【シンガポール=花田吉雄】国際海事局(IMB)海賊情報センター(クアラルンプール)によると、アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾で日時間28日午前11時16分、パナマ船籍で日企業が所有するケミカルタンカー「ゴールデン・ノリ」(6253トン)から、「海賊に乗っ取られた」との救難信号が入った。 乗組員は韓国人、フィリピン人、ミャンマー人の計23人で、日人はいない。インド洋での海上阻止行動に参加しているパキスタン海軍の艦船が追跡したが、タンカーはソマリア領海に入ったといい、同センターは米海軍など周辺国に事件発生を連絡、協力を要請した。 ソマリア近海では近年、組織化された海賊による船員の誘拐や人質事件が多発している。IMBによると、今年1月から9月末までの間に、未

    「石油の一滴は血の一滴」 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2007/10/31
    だったら法律にそう書けばいいだけの話。
  • 小沢一郎の論理 - 雪斎の随想録

    ■ 今月の論壇では、間違いなく次の話が大いなる話題になることであろう。 □ 政権取れば国連部隊に参加=テロ対策で論文寄稿-小沢氏 10月5日21時1分配信 時事通信 民主党の小沢一郎代表は9日発売の月刊誌「世界」に、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題に関する論文を発表する。論文では給油活動に反対する理由を改めて説明する一方、国連決議に基づいてアフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)について「私が政権を取れば参加を実現したい」と明記している。 論文は「今こそ国際安全保障の原則確立を」と題し、国連関係者の論文への反論の体裁を取っている。政府の新テロ対策特別措置法案の国会提出を前に、ISAF参加を「対案」として示すことで、政権担当能力をアピールする狙いもありそうだ。 最初、見出しを視た時、「中公か文春に載せたのか」と思ったけれども、小沢論稿が載るのは、岩波の『世界』である。日

    小沢一郎の論理 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2007/10/11
    派兵の基準を「安全な地域か危険な地域か」とすることからシフトさせようとしているのだろう。小沢氏はまさに身を賭して硬直化してしまった安全保障論議を喚起しようとしているのである!アーメン。
  • 毎日新聞のコラム - 雪斎の随想録

    ■ 雪斎と同じことを考えていた方がいたようである。 □ <発信箱>保守論壇の人々=与良正男(論説室) 2007年10月8日 毎日新聞 「リベラル派のあなたから評価されてうれしい」。安倍晋三前首相からこんな電話をもらったのは昨年10月だった。首相就任直後、安倍氏がこれまでの持論を抑え、日中、日韓首脳会談を実現させたことを私は欄で高く評価した。それを読んでの電話だった。 安倍氏はこうした「気配り電話」を年中、かけていたのだろう。「いい人」なのだなあと思ったものだ。 先月初めには安倍氏は決して「戦う政治家」ではなく、質は調整型の人だとも書いた。辞任表明はその翌週。結局、参院選大敗という状況を乗り切るには、いい人過ぎたのだと今思う。 月刊誌などにあふれる保守論壇の人々の「安倍」論をかいつまんで言えば、「戦後レジームからの脱却」路線はまったく正しかったが、徹底しなかったからだめだったということに

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    Desperado
    Desperado 2007/10/09
  • 保守論客の「冬の時代」 - 雪斎の随想録

    ■ 安倍晋三内閣の総括が始まっている。たとえば次のような記事がある。 □ 特集:安倍首相の1年 安倍政権の挫折 「戦後レジームからの脱却」「美しい国」 長期政権を目指した安倍晋三内閣は、首相自らがその任に耐えられなくなったことで、1年という短命に終わる。「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、内政・外交を問わず目指す政策を力で推し進めながら、終えんは余りにあっけなかった。強気の首相を支えたのは、小泉前政権の遺産とも言うべき衆院での与党の圧倒的多数。しかし、参院選で過半数を失い「数」に頼る政策展開が不可能になったことで、再起への意思は阻まれた。【古陽荘、田所柳子、大場伸也】 …中略 ◇保守派、「冬の時代」懸念 安倍首相の突然の退陣に、閣内外で政権を支えてきた保守派は落胆を深めている。「リベラル寄り」と位置づけられる福田康夫元官房長官が自民党の新総裁になったことで発言力が弱まるのは確実で、

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    Desperado
    Desperado 2007/09/28
  • 民主党が「テロ黙認政党」と看做される悪夢 - 雪斎の随想録

    ■ 雪斎が以前から唱えていたことは、既に外務省が実行に向けて動いていたようである。 □ 国連決議案、民主説得の材料に=政府、米英仏通じ働き掛け 9月19日13時5分配信 時事通信 アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の活動を延長するための国連安全保障理事会決議案に日の海上自衛隊によるインド洋上での給油活動に対する「謝意」が明記されたことを受け、政府は海自の活動継続に反対する民主党に翻意を促していく考えだ。ただ、民主党の鳩山由紀夫幹事長は決議が採択されても給油活動継続に反対する方針を貫く考えを示しており、同党が方針転換する可能性は低い。 与謝野馨官房長官は19日の記者会見で「国際社会が日の活動をどう評価しているか、将来の日の活動にどういうことを期待しているか、決議案を通じて理解できる」と強調。高村正彦防衛相は記者団に「一番大きな反対理由はなくなるのではないか」と述べ、民主党の態

    民主党が「テロ黙認政党」と看做される悪夢 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2007/09/22
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  • 安倍総理と「祖父の影」 - 雪斎の随想録

    ■ 遠藤武彦農水大臣が辞任の意向と伝えられる。 次のデータを確認する。 1988年11月 6日 竹下登内閣発足 1988年12月27日 竹下登改造内閣発足 12月30日 長谷川峻法相、リクルート献金発覚で辞任 1989年 1月25日 原田憲経企庁長官、リクルート献金発覚で辞任 6月 3日 竹下登改造内閣総辞職 平成改元の時期の風景である。 長谷川法務大臣は、着任後三日目での辞任であった。遠藤大臣の件は、「それに比べれば…」という問題ではない。此度の改造が「下値固め」である前提は、こうした問題が浮上しないことであったのであるけれども、「身体検査」も不発であったようである。 ふと考えてみる。「安倍晋三総理―井上義行首席秘書官」という官邸中軸のことを真面目に尊敬している官僚層は、どれだけ居るのであろうか。改造直前に首席秘書官に命じて「身体検査」を徹底させたはずであるにもかかわらず、こいう結果に相

    安倍総理と「祖父の影」 - 雪斎の随想録
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    Desperado 2007/09/04
  • 雪斎の随想録: 朝青龍と「グローバリゼーション」の苦み

    ■ この数週間、かなり不愉快な気分で眺めていたのが、横綱・朝青龍に絡む騒動である。 この朝青龍騒動の浮上には、白鵬という「もう一人の横綱」の登場が関わっていよう。それにしても、相撲協会の対応の見苦しさと朝青龍叩きに走るメディアの浅ましさには、呆れるばかりである。 世界から力士を迎えることで活性化を図るということで、相撲協会は、「グローバリゼーション」の恩恵を受けてきた。もはや、日の若者は、相撲の稽古などという「きつい」ことはしない。また、一人や二人しかいない自分の息子を相撲の世界に入れることは、大概の親にとってもリスキーなものであろう。十歳代後半から二十歳後半に至る歳月を費やし、それで三役にも辿りつけなかったら、これほど割に合わない選択はないであろう。もはや、日の若者を相撲界に引き入れようとしても、難しい。そうした環境があればこそ、モンゴルの若者が日の相撲を目指してくれたのは、ありが

    雪斎の随想録: 朝青龍と「グローバリゼーション」の苦み
    Desperado
    Desperado 2007/08/31
    朝青龍が相撲文化をないがしろにしていて協会も親方も手を拱いていたのは事実。だけど、今回の件は伝統とか文化とは全く関係がない。
  • 「丸山眞男をひっぱたきたい」… - 雪斎の随想録

    ■ 『論座』編集部の企画は、ヒットしたのであろうか。3月2日付『東京新聞』「筆洗」欄の記事である。 □ 近ごろこんなに刺激的で、考えさせられた論争はない。『論座』… 近ごろこんなに刺激的で、考えさせられた論争はない。『論座』四月号(朝日新聞社)の“「『丸山眞男』をひっぱたきたい 希望は、戦争。」への応答”だ▼最初に同誌一月号に「丸山眞男をひっぱたきたい」という挑発的なタイトルで論文を寄せたのは、三十一歳のフリーター、赤木智弘さんだった。結婚どころか、親元に寄生、月収十万円で自分一人も養えない“ポストバブル世代”の窮状を代弁▼その“右傾化”の背景には、「平和な社会の実現」の名の下に、経済成長の利益を享受してきた先行世代への不満があり、「左傾勢力が擁護する労働者の利権を奪い取っておれたちに分けてくれと期待」しているという。それには「極めて単純な話、日が軍国化し、戦争が起き、たくさんの人が死ね

    「丸山眞男をひっぱたきたい」… - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2007/08/19
  • 梅雨時の三題・続 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日で前期の授業は終了である。安堵する。後期の授業が始まるまでの二ヵ月半は、懸案の『朝日新書』原稿を仕上げる時間である。早々に決着を付ける必要がある。 ■ 午後、朝日新聞社に出向いて、「保守論壇」の現状についてインタヴューを受ける。 担当のF女史曰く、「保守論壇誌の勢いは、最近、落ちている」だそうである。 この数年、雪斎は、「保守論壇」の住人ではないので、そういう現状になっているとは知らなかった。 ただし、「そうであろうな…」というのが率直な反応である。 たとえば、とある保守論壇誌の最新号のライン・アップは、下の通りである。 ①「年金」を政争の具にする愚かさ       甲氏 ②「外交的論争術」を安倍総理に言上す   乙氏 ③諸悪の根源「官僚政治」の打破を      丙氏 ④北朝鮮には圧力をかけ続けるしかない  丁氏 ⑤戦略眼を持った「主張する外交」を貫け  戊氏 これを次のようにシ

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    Desperado
    Desperado 2007/07/23
  • 「政治家の失言」と民主主義 - 雪斎の随想録

    ■ 参議院選挙の投票一週間前である。 メディアの関心は、政治家の「政策」を伝えるよりも、「失言」をほじくりだすことに集まったようである。 与党有力者の「失言」はネタにされやすい。野党政治家も同じ頻度で「失言」を繰り返していると推測されるけれども、ニュースにする価値がないから伝えられない。その差が選挙情勢にも反映されている。 政治家は、何故、「失言」をするのか。 それは、日が民主主義体制の国家であるからである。 おそらく、政治家が有権者に噛んで含めるように所信を説明しようとすればするほど、「失言」のリスクは高くなる。「噛んで含めるように所信を説明する」折には、有権者の理解を助けるために、何らかの「喩え話」を使うものであるけれども、その「喩え話」が下世話なものになることが往々にある。いわゆる「高尚な議論」は、そのままでは、有権者には受け容れられないことが多いのである。 「失言」が、多くの場合

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    Desperado
    Desperado 2007/07/23
  • フランスから帰国 - 雪斎の随想録

    Desperado
    Desperado 2007/06/10
  • 志半ばにして… - 雪斎の随想録

    ■ 昨日午前、愛知和男事務所に帰朝報告に出る。先週一週間は、実質休眠状態であったので、今週からエンジン始動である。 ■ 昼前、かんべえ殿のオフィスに押しかける。フランス報告という建前だったが、「そもそも、双日総研とはどんななところよ」という野次馬根性が頭を擡げた結果である。 かんべえ殿にお話したことは、色々である。 フランス旅行は、「ただほど高いものはない」ものになりそうである。 齢四十を過ぎてから、フランス語をやろうと思い始める。今まで、まったく「縁」の無かったフランス語である。 フランスから書籍を買ってきたのけえれども、それは読めなければ意味がない。一年や二年を取得に費やしたところで、その分を長生きしてフランス語の文献を参照できるようにすれば、政治学徒として思考の幅も広がるであろう。さしあたり以下のホームページの記事を読めるようにしたいものである。 ● 『ル・フィガロ』 ● 『ル・モン

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    Desperado
    Desperado 2007/05/30
    その黒さを認めるとしまいにはとんでもねーことになるんじゃないか
  • 政治学者と法律学者の作法 - 雪斎の随想録

    ■ パリから帰朝して、そろそろ「現実」に戻る必要がある。日曜朝は、憲法典絡みの討論が目立った。国民投票法案の成立、集団的自衛権に関する「柳井懇談会」の議論の始動は、憲法典絡みの議論をクローズ・アップさせているのは、間違いないであろう。 ところで、そもそも、政治家と法律家は、その認識や思考の枠組を異にしている。政治家は、「法律上、正しいかどうか」を議論の基準とする法律家とは対照的に、「それが必要かどうか」を議論に際して優先する。そして、アカデミズムの世界においても、政治学者は、諸々の政策決定に際して、「それが法律の趣旨に則っているか」という視点から判断を下す法学者とは異なり、「それが国益の追求の観点から賢明であるかどうか」を評価の基準とする。ジョージ・F・ケナンが、特に国際政治案件に際して「法律家的な発想」を嫌ったのは、そうした発想が変転する国際政治情勢に対応する際の柔軟性を削ぎ落とすからで

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    Desperado 2007/05/22
  • 不愉快な話 - 雪斎の随想録

    ■ 不愉快なことがあった。昨日、耳の調子に異変が生じたので、自宅近くの耳鼻科に診察に行った。 雪斎は、医者に行くときには母親に付き添ってもらっている。身の回りの世話をしてもらう都合の故に、これは致し方がない。 ところで、この耳鼻科の若い女医さんは、何故か、診察の結果を雪斎の傍らにいた母親に説明しているのである。 雪斎が質問しようとしても、お構いなく母親に顔を向けて説明しているのである。 思わず、カチンと来てしまった。 「馬鹿野郎。患者は俺だ。俺に向かって説明しろ」。 相手が医師ではなく、ましてや女性でなかったら、このように怒鳴りつけてやろうかと思った。 普通、医者が、患者を無視して話をするものであろうか。 「この女医さんは、医科大学で何を学んだのかね」と率直に思った。それとも、「患者との接し方」は、医科大学では教えていないということであろうか。どうも解せぬ。結局、「お世話になりました…」と

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    Desperado
    Desperado 2007/02/06
    なんかこっちが不愉快に。
  • 内閣支持率40%の「防衛線」 - 雪斎の随想録

    ■ 「ああ、やっちゃったのね」。これ以外に、どのような言葉を考え付くであろうか。 □ 「選挙で反対と言ってない」=造反4氏が苦しい弁明-自民復党 郵政民営化造反組の堀内光雄元自民党総務会長ら無所属議員4氏は28日午前、衆院議員会館で記者会見し、自民党に復党願を提出した経緯などを説明した。堀内氏は「昨年の選挙戦でも民営化反対とは一言も言ってなかった」と弁明。山口俊一氏も「民営化ではなく、法案に問題があると言ってきた」などと苦しい釈明に追われた。 同日の記者会見は、安倍晋三首相(党総裁)が復党希望者に対して公の場で自らの立場を説明するよう求めたことを受けたもので、堀内、山口両氏のほか、古屋圭司、森山裕各氏が出席した。 (時事通信) - 11月28日13時0分 次の各紙世論調査で発表される内閣支持率は、間違いなく急降下するであろうけれども、雪斎の今の関心は、「どこまで落ちるか」という点に移りつつ

    内閣支持率40%の「防衛線」 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2006/11/29