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ブックマーク / sessai.cocolog-nifty.com (82)

  • 前原誠司の辞任 - 雪斎の随想録

    ■ 前原誠司外務大臣が辞任である。 誠に残念な結果である。 だが、余り長引かせずに身を引いたのは、彼にとっては、よい結果に結びつこう。 ここは、一層のこと、議員バッジを外すくらいのことまで徹底させれば、「禊ぎ」を充分に行ったことになろう。 もっとも、「禊ぎ」が済んだ頃に、民主党が政権を維持できているのかは、定かではない。 政治資金規正法上、外国人からの資金提供が禁止されているのは、「外国人の影響力」が国政に反映される事態を排除するためである。現行刑法上、最たる重罪はl、外患誘致罪である。近代主権国家の建前は、その意志決定に際して、他国からの影響を排除するということである。国内の「反社会勢力」からカネを受け取るということ以上に、外国人からカネを受け取ることのほうが重大である。 前原大臣の場合、件の焼肉店店主に、「カネは受け取れないけれども、気持ちは有り難く受け取っておくよ」と一言を掛けていれ

    前原誠司の辞任 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2011/03/07
    id:mkusunok、雪斎さんは政治家であることは要件にしてないんだと思います。
  • 「堕落した評論」への自覚 - 雪斎の随想録

    ■ 昨日、「事実上の『無政府状態』」と書いたものだから、妙なアクセス数上昇と相成った。 「あれは、無政府状態ではないであろう…」という反応がある。そのような反応は織り込み済みで、わざわざ、「無政府状態」と括弧に入れて書いたけれども、そのニュアンスは、伝わらなかったようである。憲法第70条の解釈に関しては、リーダーの方から有益なコメントがあったので、それを残しておいた。 もっとも、昨日のエントリーは、相当に「真面目さ」に欠ける「どうでもよい」書き方をしたから、色々な反応を呼んだのも当然であろう。表のメディアでは、絶対にやらない書き方をしている。 ただし、気付いたことがある。 「吾輩の評論も、つくづく堕落したな…」ということである。 ブログを始めたころ、「これは、武藤敬司ではなく、ザ・グレート・ムタだ」と表明しておいたが、古参のリーダーはともかく新手のリーダーは、このスタンスを知らない思うので

    「堕落した評論」への自覚 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2010/06/06
  • 小沢一郎という「麻薬」と「小沢ジャンキ―」の時代 - 雪斎の随想録

    ■ 人間は、上手くいっている時には自省しない。 自民党の野党転落の理由は、「郵政選挙の折に何故、大勝できたののか」を検証しなかったことにある。 あの選挙は、実質的に、国民が「自民党j」ではなく「小泉純一郎」を支持した選挙であった。小泉退陣後、自民党は、その勝因を忘れ、「小泉的なるもの」を次々と骨抜きにしていった。 同じようなことは、今の民主党にもいえる。 今、検証されなければならない一つの命題がある。 「小沢一郎なかりせば、政権交代はならなかった…」。 この命題は、果たして正しいのか。 というのも、現在の民主党が「小沢党」になっている所以は、この命題の正しさが自明のものと信じられているからである。 雪斎は、この命題の正しさは、限りなく疑わしいと思っている。 昨年の選挙の結果は、第一義としては、「自民党」の自滅である。あの選挙で果たして、どういう「小沢マジック」が炸裂したというのであろうか。

    小沢一郎という「麻薬」と「小沢ジャンキ―」の時代 - 雪斎の随想録
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    Desperado 2010/01/19
  • 政権失速の裏で… - 雪斎の随想録

    ■ 在日外国人に地方参政権を与える動きがあったけれども、政府・中枢は、「もはや、それどころではない」といった風情であろう。 □ 小沢幹事長辞職を」67%、内閣支持42% 世論調査 朝日  2010年1月17日23時25分 朝日新聞社が16、17日に実施した全国世論調査(電話)によると、元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕された民主党の小沢一郎幹事長の政治資金問題で、小沢氏が責任をとって幹事長を辞職するべきだとの意見が67%にのぼった。鳩山内閣の支持率は42%と前回調査(12月19、20日)の48%から下がり、不支持の41%(前回34%)とほぼ並んだ。 小沢氏の辞職は必要ないとの答えは23%。「辞職するべきだ」は民主支持層でも51%と多数だった。政治資金問題をめぐる同氏のこれまでの対応に「納得できない」は88%と圧倒的で、民主支持層でも81%がそう答えた。 また、この問題で民主党に対する評価が「

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    Desperado 2010/01/18
  • 拝啓、イチフ・オザーリン殿 - 雪斎の随想録

    ■ 「あーあ、やっちゃったわね…」。 □ .<小沢幹事長>「辞表提出後に言うべきだ」宮内庁長官を批判 12月14日20時25分配信 毎日新聞 民主党の小沢一郎幹事長は14日、党部で記者会見し、天皇陛下と中国の習近平副主席の特例的な会見を巡り、天皇陛下の「政治利用」に懸念を示した羽毛田信吾・宮内庁長官の発言について「内閣の一部局の一役人が、内閣の方針をどうこう言うのは、日国憲法の理念を理解していない。どうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ」と厳しく批判した。 小沢氏は天皇陛下と会見する際、1カ月以上前に申請する慣例について「(1カ月ルールは)誰が作ったのか。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話があるか」と不快感を表明。その上で「天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われる。それが日国憲法の理念であり、旨だ」と強調した。 天皇陛下と習副

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    Desperado 2009/12/15
  • 江畑謙介さんを偲ぶ会: 雪斎の随想録

    ■ 一昨日、江畑謙介さんを偲ぶ趣旨の会合が開かれた。 場所は、東京市ヶ谷・防衛省近くのホテルである。 日の「軍事・安保」サークルが一挙に集結という風情であった。 スピーチをした人々は、大体、次のような具合である。 中谷元、石破茂、小池百合子の歴代防衛大臣 舛添要一前厚生労働大臣 長島昭久防衛政務官 山内昌之教授、森敏教授、佐瀬昌盛教授 佐々淳行元内閣安保室長 柳沢秀夫 NHKキャスター ヨゼフ・ピタウ神父 供花の列で、一番、目立つところに、北澤俊美防衛大臣の名前がある。ちょっと異色だったのが、「ロンドンブーツ1号2号 田村淳」という名前である。確か、大河ドラマに武将役で出ていたお笑い芸人だったはずである。「江畑さんは、お笑いの世界にも交友があったのか…」と思った。 スピーチで印象に残った一言を書き留めてvみよう。 石破茂元大臣   「安全保障の基は、約束を守ることだ」。 柳沢キャスタ

    江畑謙介さんを偲ぶ会: 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/12/11
    淳のラジオ番組には結構いろんな政治家・学者が出てるから、江畑さんも出演されたのでしょう。
  • 政治と「階級社会」 - 雪斎の随想録

    ■ 森繁久弥さんが主演した映画小説吉田学校』に印象深いシーンがある。 講和の実現に向けて格的に走り出した吉田茂(森繁久弥)が、外務次官(神山繁)に条約案の作成を命ずる。 だが、外務次官は、吉田が満足する案を出せず、吉田から何度も突き返される。 そうした遣り取りの中で、外務次官は、親の死に目にも会えない激務を続ける。最後に案が出来上がり吉田から「ご苦労だった」と言葉を掛けられた次官は、脱力したように落涙するのである。 吉田と外務次官の関係は、単に政治家と官僚の関係ではない。 戦前には外務次官を務めた吉田にとっては、その次官は広い意味での昔日の部下であったであろうし、何よりも東京大学法学部の後輩であった。 「政治家主導」とは、最近になって浮かび上がったような雰囲気があるけれども、吉田時代は、「政治家主導」でなかったといえるのか。 戦後、特に「三角大福中」の頃までは、余程、「政治家主導」だっ

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    Desperado
    Desperado 2009/11/18
    橋龍以降は(森を除いて)全員が非東大の世襲じゃないか。何を今さら・・・。大体、鳩山をそこに含めるのは違う。
  • 追悼 江畑謙介さん - 雪斎の随想録

    ■ 残念な話である。江畑謙介さんが逝去された。 □ 訃報 軍事評論家・江畑謙介さん死去 10月12日18時17分配信 毎日新聞 江畑謙介さん60歳(えばた・けんすけ=軍事評論家)10日、呼吸不全のため死去。葬儀は近親者のみで済ませた。お別れの会を開く予定。喪主は裕美子(ゆみこ)さん。 上智大大学院理工学研究科博士課程を修了後、83年から18年間にわたり英国の防衛専門誌の日特派員を務めた。湾岸戦争や米国を主体とするアフガニスタン攻撃、イラク戦争の戦況をテレビで解説した。「日の安全保障」など軍事や防衛に関する著書多数。 雪斎は、江畑さんの見識には、軍事評論という領域の世界の人々の中では最も信頼を寄せていた。江畑さんの著書は、大概、読んだ。雪斎が自分の論稿を執筆した折、江畑さんから直接の教示を仰いだこともある。 江畑さんの軍事評論のスタイルは、理系出身の合理性と徹頭徹尾、「事実」に立脚した

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    Desperado
    Desperado 2009/10/16
  • 政策における「具体性」の罠 - 雪斎の随想録

    ■ 八ッ場ダムの扱いは、何故、これだけの騒動になっているのか。 この騒動の発端にあるのは、「マニフェストに余りにも具体的なことを書きすぎた」ということにあるのであろう。 もし、マニフェストに、「ダム建設は、建設中のものも含めて全面的に見直す」とだけ書いて、具体的なダムの名前を書いていなかったら、具体的な手順は、その情勢に応じた判断に依るということで逃げることができたはずである。民主党は、具体的な名前を明記してしまった手前、引っ込みが付かなくなったのである。 前原誠司国土交通大臣は、「中止」方針を明言したようである。これは、「引っ込みが付かなくなった」立場としては、当然の判断であろう。前原大臣は、どれだけ地元自治体や住民の「怨嗟」の声を浴びようとも、「中止」方針を貫徹しなければなるまい。そうでなく、「中止」方針を撤回すれば、「早速、マニフェストを反故にするのか」という別の批判が、飛び出すこと

    政策における「具体性」の罠 - 雪斎の随想録
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    Desperado 2009/09/28
  • 政権交代の朝 - 雪斎の随想録

    ■ 次の文章は、何時、誰によって書かれたものであろうか。 小泉外交は全体的に見てどうか。やはり高い得点をマークしている。 とりわけ大きな業績は、対米関係の高水準化である。日外交にあって対米関係が単独過半数的地位を有するだけに、その劇的な改善は大きな成果である。首相は9.11テロに傷ついた米国に飛び、ブッシュ大統領と並んで「日アメリカと共にある」と言明した。^ 世界的に不人気なイラク戦争をブッシュ政権が発動したとき、小泉首相はいち早く「支持」を表明した。イラク占領後に戦乱状況が拡がり、日人外\交官も犠牲になる中で、首相は自衛隊の派遣を決断した。「たとえ犠牲を伴うとしてもやらなければならないことがある。」危険を冒しての外交行動も、やはり小泉にとってタブーを超える感動のドラマなのである。 ちなみに私はイラク戦争が間違った戦争であると判断し、筋目の悪い戦で米国と一緒してもきっと後味悪い結果

    政権交代の朝 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/09/18
  • 鳩山「闇鍋」内閣始動 - 雪斎の随想録

    「闇鍋」である。 それは、「実際に、どんな具をわされたかは、それをしてみて初めて気付く」というものである。 民主党は、当初、「松阪牛も、鹿児島黒豚も、花咲蟹も入っています」と触れ込んで人々を集めたのだが、当に高級材ばかりが入っているのかは、定かではない。もしかした、後で「素性」を」聞いたら気持ちが悪くなるような「とんでもないもの」が混じっているかもしれない。この期待と不安を表現するのに、「闇鍋」は、いい言葉であろう…と自賛してみる。 確かに、「期待値」は高い。 □ .<鳩山内閣>支持率77% 小泉内閣に次ぎ歴代2位 9月17日20時20分配信 毎日新聞 毎日新聞は16、17日、鳩山内閣の発足を受け緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は77%に上り、発足後最初の調査では小泉内閣の85%(01年4月)に次ぎ歴代2位の高水準となった。非自民勢力が結集して誕生した細川内閣発足時(93年

    鳩山「闇鍋」内閣始動 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/09/18
    亀井とか蛍光灯の下で食っても真っ黒だろ。
  • 敗戦責任における「礼儀」 - 雪斎の随想録

    ■ 自民党議員は、断固として首班指名選挙で「麻生太郎」と書け。 これが自民党再起の第一歩である。 「麻生太郎と書きたくない…」というのは、所詮、「麻生のせいで厳しい選挙になった…」という議員の私的な感情でしかない。そうした私的な感情で政党の運営が行われてよいはずはない。 萱野権兵衛という人物がいる。 幕末・会津藩の家老だった人物である。 戊辰戦争で敗れた会津藩で、敗戦の責任を一手に引き受けて切腹した。 萱野のことを書いたサイトには、「権兵衛の遺族には松平容保から金五千両が下賜された他、自刃見舞いとして銀二 十枚、喜徳からは銀十枚、照姫から銀二枚を賜わった。この年、松平容大に外桜田門に狭山藩邸を賜わったが、松平家ではその邸の一部をさいて権兵衛の遺族らを住まわせた」 とある。会津藩では、敗戦は全体の責任であり、萱野ひとりを「悪者」にして逃げるようなことはしなかったのである。因みに、テレビ・ドラ

    敗戦責任における「礼儀」 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/09/05
    政治学者なら士魂なんて古めかしい概念も持ち出さずに、すきっと説明して欲しい。
  • 再起の条件 - 雪斎の随想録

    ■ 選挙jに関して、「朝日」、「毎日」各紙に寄せる原稿・コメントを用意し、自民党には、早速、「自民党の捲土重来への道」と題した原稿を送った。これから、「産経」に寄せる原稿を書く手間がある。 自民党部に向けて、「微力ながら自民党再建に助勢仕る」と伝えておいた。これで旗幟は明らかにしておいた。鳩山由紀夫代表には、雪斎は好意的に観ていたことはあっても決してネガティブに観たことはない。だが、民主党という政党の側に立つことはできない。政治学者は、どんなときも政治的に中立でなければならないなどということはない。ハロルド・ラスキが、どういう人物であったかを振り返れば、それは判ることである。英国労働党の実質上の参謀であった政治学者である。、 たまたま、「朝日」の世論調査を読んでいたら、次の項目が目に入った。 ◆ 「自民党は議席を大きく減らし、野党に転落することになりました。自民党に、民主党に対抗する政党

    再起の条件 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/09/03
    「自民党再建を望む国民が大半」という各紙の調査ですけど、自民党支持なので再建を望んでいる人と健全な二大政党制のために自民党再建を望んでいる人の二種類がいそうですな。
  • とりあえず誰が残ったのか…。 - 雪斎の随想録

    ■ 結局、事前の予想とは、遠くない結果になったようである。 民主党は、300議席超え、、自民j党は120議席前後といった按配である。 自民党の中で誰が残るかということに大きな関心を寄せていた。 ○ 宮城6区        小野寺五典 もはや、雪斎の故地は、この政治家の鉄壁地盤になったようである。安心して任せられることは間違いない。 ○ 千葉7区 比例復活 斎藤健 これは嬉しかった。一人で十人分は働ける人材である。「政権復帰」の暁には、いきなり副大臣レベルから始動できるであろう。思わず万歳三唱である。 終わってみれば、残るべきところは、きちんんと残った感がある。 石破茂、谷垣禎一、茂木敏光、大島裡森、小池百合子…。 じたばたせずに「政権復帰」に向けて再起してもらうより他はない。茫然自失の暇などはない。 …と書いたが、 雪斎は、自民党員・党友の類であったことは一度もない。とはいえ、次の言葉を自

    とりあえず誰が残ったのか…。 - 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/08/31
    安倍が例の甲高い声で「草の根保守を結集して再起を」みたいなことを言っていて、テレビの前で爆笑した。
  • 再起のための「基礎体力」 - 雪斎の随想録

    ■ 毎日新聞が民主党獲得議席320という線を出している。自民党も二桁台突入という展望である。このパターンでは、自民党が「まともな野党」として活動するのも厳しくなるような気がする。下手をすれば、「政権交代可能な政治風土」が醸成されるどころか、「一党優位体制」の主体が自民党から民主党に代わっただけの結果に終わりかねない。大方の政治学者が望んだものとは裏腹な結果が出てきそうである。雪斎も、久しぶりに野党的な立場から政治を観察できるであろうと読み、自民党の「再起」の方策を考え始めていたが、自民党二桁台となれば話は別である。再起するにも、基礎体力が失われないことが条件であるとすれば、その最低線は、120前後であろう。「それでいいのか…」と率直に思う。 それにしても、麻生太郎総理も安倍晋三総理も若き日に、どういう書を読んできたのであろうかと思う。日では最も恵まれた条件で育ってきた最中で、どのような研

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    Desperado 2009/08/24
  • 夏をあきらめて - 雪斎の随想録

    ■ 波音が 響けば 雨雲が 近づく 二人で思い切り 遊ぶはずの On the Beach きっと誰かが 恋に破れ 噂のタネに 邪魔する 君の身体も 濡れたまま 乾く間もなくて 胸元が 揺れたら しずくが 砂に舞い 言葉も無いままに あきらめの夏 ―桑田佳祐 『夏をあきらめて』 この数日、雪斎の故地である宮城県北に引きこもっていた。ちょっと、びっくりするような涼しさであった。「電脳」は使えない環境であった。現在では、テレビや新聞では、必要な情報は得られないものだと実感した。 既に、衆議院選挙公示である。此度の選挙は、どういう結果になるのかが判らない。四年前の選挙も、与野党伯仲だろうと当初は予測されていたのが、あの結果であった。馬券予想ではあるまいし、そうしたことで盛り上がることにはたいした意義もあるまい。 とはいえ、自民党は、少なくとも政権維持は無理であろうというのが、大方の予想である。 な

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    Desperado 2009/08/21
  • 「揚げ足取り」の風景 - 雪斎の随想録

    ■ 麻生太郎総理が「失言」をやらかしたらしいという話が伝わってきた。「高齢者を侮辱した」という趣旨だそうである。下記記事は、その「失言」への反応を伝えている。 □ <鳩山代表>首相の「高齢者は働くしか才能ない」を批判 7月25日19時59分配信 毎日新聞 民主党の鳩山由紀夫代表は25日、大阪府柏原市内での街頭演説で、麻生太郎首相が高齢者に関し「働くしか才能がない」と発言したことについて、「どう考えてもおかしい。人生はまさにいろいろある。『働けるぞ』という方には大いに働いていただきたいが、70歳、80歳になってからゴルフやスポーツを始めてもいい」と批判した。後略。 麻生総理の元々の発言は、どうだったのかを見ないと判断が付かないので、探してみたら次のようなものだったらしい。 「元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違って、働くことしか才能がないと思ってください。働くことに、絶対の能力

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    Desperado 2009/07/28
    揚げ足取り揚げ足取りと騒いでる人って一切報道しないことを望んでるんだろうか。
  • 「政権交代」の四パターン - 雪斎の随想録

    ■ 昨日のエントリーの続きである。 衆議院議席総数480の内、60議席分を公明党や共産党、社民党が分け合うとして、考えなければならないのは、自民党と民主党が、420議席の内、どれだけを取るかという話である。 現在は、大体。自民党が300、民主党が120といった配分である。 昨日のエントリーの議論の前提は、2000年6月選挙直前の森喜朗内閣支持率、18パーセントである。これは、目下の支持率と同じ水準である。当時、「永田町」インサイダーだった雪斎は、「どうしようもない選挙だ…」と思っていたのであるけれども、結果は、自民党の233議席獲得であった。内閣支持率20パーセント割れでも、230台に留まるとすれば、更に減らすためには、別の理由が考慮されなければなるまい。 次のようなシミューレーションを考える。 ① 自民党 220   民主党 200 これは、自公現体制の維持というパターンである。客観的に

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    Desperado 2009/07/25
  • 「政権交代」へのハードル: 雪斎の随想録

    ■ 衆議院解散である。「政権交代」への気運だけは盛り上がっているけれども、「政権交代」へのハードルは決して低くない。各党の現有議席は下記の通りである。 ● 与党 334議席 自民党 303議席 公明党 31議席 ● 野党系 146議席 民主党 112議席 共産党  9議席 社民党 7議席 国民新党  5議席 改革クラブ 1議席 無所属   9議席 その他   1議席 欠員     2議席 過半数は241議席である。「政権交代」は与党が現状から94議席以上減らさない限り実現しない。 公明党や共産党といった他の政党の議席が変動しないという前提で考えた場合、民主党は、いくら議席を増やさなければならないのか。 ① 民主党による単独過半数  129 増加 ② 社民、国民新党との連立  117 増加 ③ 民主党の比較第一党      99 増加 ④ 非与党勢力総結集       97 増加 他の野党が

    「政権交代」へのハードル: 雪斎の随想録
    Desperado
    Desperado 2009/07/22
    マスコミも政党も選挙区一つ一つを精査してるわけです。
  • 「敗北」を織り込む感覚 - 雪斎の随想録

    ■ 天皇陛下が朝にご不在の折に、解散できるのか。こういう話が出てくることに象徴されるように、日は、「立憲君主国家」である。 目下、天皇皇后両陛下は、カナダやハワイを訪問されているわけであるけれども、、その首席随員を務めているのは、福田康夫元総理である。大体、天皇皇后両陛下の外国御訪問の折には、首席随員を務めるのは、総理・外務大臣経験者が通例のようである。 ここで、ふと考える。民主党政権下、天皇皇后両陛下の外国御訪問が決ったら、誰が首席随員を務めることになるのであろうか。民主党に縁のある総理・外務大臣経験者というのは、一人しかいない。即ち、羽田孜元総理である。非自民という大きな枠で括れば、細川元総理と田中真紀子外相も入るのであろう。 今まで政権を担ったことがない政党が政権を運営するということは、こういうことを考えなければならないということである。どうするつもりなのであろうか。自民党政権の

    「敗北」を織り込む感覚 - 雪斎の随想録
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    Desperado 2009/07/17