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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (10)

  • 天下りが無くならない理由 - Joe's Labo

    天下り廃止は、民主党から共産党まですべての政党が掲げる目標だ。 有権者の支持、(官僚以外の)実務者層の支持もある。ある意味、これほど争点のない 政策目標も無いはずだ。 にもかかわらず、なぜ天下りは90年代から一向に無くならないのか。 それは「天下り廃止=日型雇用の完全否定」となるためだ。 入省年次による職能給を 全廃して、職務給ベースに切り替えつつ、各ポストは流動化して抜擢・降格を実施する。 専門的なポストについては大学、シンクタンク等からのヘッドハンティングも進め、人材の 最適化を図る。 要するに、僕が普段言っている雇用流動化を霞が関の中でまずやってみてね、ということだ。 こうなると途端にハードルは跳ね上がってしまう。 これが、天下り廃止をやるやると言いつつ誰も出来ない理由である。 ただし、天下りを辞めさせるだけでいいならもっと簡単な方法はあって、出世の芽の無くなった 官僚をラインから

    天下りが無くならない理由 - Joe's Labo
    Desperado
    Desperado 2010/08/16
  • 「本当にダメな子なんていないんだ、みんなやればできるんだ」を証明してくれた自民党 - Joe's Labo

    知り合いの経営者で、ずっと自民党支持だったのに、昨年から支持をやめたという人がいる。 なんでも支部の新年会で挨拶に立った元閣僚が、10分間すべて使って民主党の悪口しか 言わないのを見て「こりゃダメだ」と思ったからだそうだ。 こういうライトな支持層の失望こそ、政権交代の当の理由だろう。 個人的な経験からも、雇用問題の特集番組でのこのこ出てきて 「同一労働同一賃金て共産主義ですか?」と言ってのける石原センセイのような人は、 与党時代の自民党にはゴロゴロいた。 ところが、その自民党のフットワークがえらくよくなっている。 (ややまとまりに欠けるものの)若者マニフェストによるマニフェスト採点では最高評価 だったことからも、少なくとも方向性については認識しているようだ。 一見迷走しているように見える民主党にしても、埋蔵金依存のような空論から地に足の ついた政策にシフトするための過渡期に過ぎない。 「

    「本当にダメな子なんていないんだ、みんなやればできるんだ」を証明してくれた自民党 - Joe's Labo
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    Desperado 2010/07/20
    ポジティブ。
  • 宇都宮日弁連会長と西尾幹二氏の奇妙なロジック - Joe's Labo

    VOICEは論壇誌の中で「漸進する保守」というキャラが立ってきた気がするが、それでもまだまだ 後退する保守も顔を出す。 西尾幹二の「愛国心なき経営者は職を去れ」を読めば、“後退”と言う意味がよくわかると思う。 書く気もしないが、トヨタは米国の罠にはまった、だいたいグローバル化、脱日なんて言葉を使う 経団連の連中はけしからん、自社の利益より日を第一に考えろ、と続く。 要するに、愛国心を忘れたからバチが当たった、ということらしい。 この人は企業の国際競争力が国力に直結しているということすら理解できていないのか。 僕は保守ってよく知らないんだけど、他の論者もこういうノリなんだろうか。 だとしたら左より救いようが無い。 まあ編集部も分かっているのか、ちゃんと「トヨタ メーカー目線の敗北」(片山修)という優れた論考も 載っているのでこちらをおすすめしたい。 ちなみに、そちらの分析では西尾論文とは

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    Desperado
    Desperado 2010/04/13
    日本の左派右派って一周回って同じ主張に辿り着くことが多いですよねぇ。
  • 公務員労組が最強である理由 - Joe's Labo

    僕は常々、規制強化で雇用問題が解決すると思っている厚労省やそのOB、公務員労組の人って、 なんでこんなに頭が悪いんだろうと同情の目で見ていたのだけど、このたび公務員労組が 率先してゼネスト入りしたギリシャを見ていて、その理由に気づいてしまった。 一言でいうなら、馬鹿になったほうがトクだから。これだけの話なのだ。 いつも言っているように、大手企業の労組はユニオンショップなので数は多いが、実際には社内の 一部門的な存在であり、労使交渉や春闘と言ったってやれることは限られている。 終身雇用という途中下車の無い船の中での話なので、船の運航の妨げになるような要求は不可能だからだ。 その点、公務員労組は最強だ。とりあえず以下を見てほしい。 彼らが世界最強である理由がおわかりいただけると思う。 【配当】 ・民間の労組 削ると株価が暴落、市場から資金も調達できなくなる。 ・公務員の労組 国民からいくらでも

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    Desperado 2010/02/25
    気付くの遅くねーか。
  • 真のさとり世代とは - Joe's Labo

    以前から知り合いだった某大手企業の部長さんとお会いした際のこと。 ひとしきり不況のことなどを話した後、何か良いニュースはないですか?と聞くと 「定年まで五年を切りました」と笑顔で言われてしまった。 いや、業界全体という意味の質問だったのだけど……。 その時はやれやれという感じで聞き流したのだが、後から考えたら、これって実は凄いことなんじゃないか と思えてきた。 だって、滅私奉公30年の末に大の男が辿りついた結論が「あと5年切ったぜ」である。 実際、早期退職募集というのははっきりいえば50代がターゲットで、もちろんトータルで考えれば 辞めたら損なんだけど、ちょこっと退職金を割り増すことで、こういったおじさんの 「あーもう早くエスケープしたいなあ」というリビドーを刺激するコストカット戦術である。 今でも盛んに募集しているということは、この時代であってもそういう屈折した感情は強いのだろう。 こう

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    Desperado 2010/02/23
  • 官僚たちの夏2010 - Joe's Labo

    昨年、TBSで放映された「官僚たちの夏」というドラマがある。 面白くて毎週見ていたのだが、途中からいまひとつの出来だったように思う。 というのもほぼ毎週、 外圧→「それじゃ日の産業はどうなるんだ!」と通産局長ブチ切れ→気合で乗り切る のワンパターンで、まあ水戸黄門風の定型ドラマと考えると悪くは無いけど、ちょっとねぇ という感じだったから。 特に凄かったのは、「自動車産業を守るために規制を残せ」と叫んでいた翌週に 「(繊維産業のために)自由貿易の灯りを消すな」と同じキャラが叫んでいたこと。 なんだかジャイアンみたいだ。 まあでも、テレビ局としても毎週見せ場をつくらないといかんのだろうと、長い目で見て あげていた。 ところが。文春の今週号に、経産省前次官の北畑氏の景気予測が掲載されているのだが、 これがもう完全に「官僚たちの夏」丸出しである。 まず氏は「夏には景気が回復する」として、その根拠

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    Desperado 2010/01/18
  • 政治というコスプレ - Joe's Labo

    若者マニフェスト策定委員会のメンバーで、10月の朝生にも出演した市川市議会 議員の高橋君が、市川市長選に出馬した。 というわけで昨日、2時間ほど応援に行ってきたのだが、人がげっそりしていて 驚いたのなんの。 「選挙のたびに10kg痩せる」と聞いたことがあったけど、話半分というわけでも なさそうだ。 そういえば以前、別の若手議員がこんことをこぼしていた。 当は政策的な勉強会や活動をもっとやりたいのだが、地元周りを減らすだけで 「最近、天狗になった」とか「○○さんは真冬でも毎朝7時に駅前に立ってるのに」 なんて地元で言われるのだそうだ。 昭和というかなんというか、“おしん”みたいな世界観である。 きっと、過去には勉強熱心だったり、高度な専門性を持つ候補もいたのだろう。 が、スポ根と浪花節が大好きな国民の下、選挙という自由競争を通じて淘汰され、 気が付けば選挙バカが適者生存する国になってしま

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    Desperado 2009/11/28
    でもさ、あくまで印象論だけど、世襲候補よりドブ板やって這い上がってきた政治家の方が優秀な人多いんだよね。
  • なぜ経営者は「竜馬がゆく」が好きなのか - Joe's Labo

    今年はなぜか重厚長大ドラマが流行っている。「官僚達の夏」「不毛地帯」 がそうだが、やはりトリは今月末からNHKで始まる「坂の上の雲」だろう。 そういえば来年の大河は「龍馬伝」だし、プチ司馬ブームが再来するかもしれない。 と思っていたら、今週号の週刊SPA!で、文芸評論家の福田和也と坪内祐三が 司馬作品について面白いことを語っている。詳細は書かないけど、要するに、 「あれは大衆文学なんだから、政治家や企業トップが愛読書にあげるな」 という話だ。 実際、知人の60代曰く、(学生時代に)「坂の上の雲」の新刊が発売されるのが 待ち遠しくて仕方なかったのだそうだ。DVDやゲーム、ネットなんて無いわけ だから、新刊のインパクトが今とは全然違うわけだ。 ところで、当時は学生運動の真っ盛り。左翼じゃないとバカ扱いされた時代だ。 左翼的にはああいうのはどうなんですかね?と聞いたところ、 「いや、そういう

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    Desperado 2009/11/23
  • ルポ@事業仕分け - Joe's Labo

    複数の人から「アレは見ておいた方がいい」とアドバイスされたので 例の事業仕分けを見学してきた(16日午前)。 というわけで、以下簡単にルポ。 場所は市ヶ谷にある財務省の研修センターだ。 なるほど、こんなところにも財務の仕切りを感じてしまう。 「全然普段着でいいですよ」と言われたのでジーンズにミリタリーパーカーで 行ったら過激派かなにかだと思われたのか、厳重にセキュリティ検査をされる。 会場(というか体育館)は3会場に別れ、それぞれ同時並行で進められる。 僕が見学したのは午前の三つだ。 (1)高年齢者職業相談室運営費 (2)関空補給金 (3)キャリア教育※ 入り口で渡されるイヤホン無しでもいいが、中には小声の人もいるので、付けた方 がいい。 最初の仕分けでは、厚労省が矢面に立たされる。財務省スタッフの論点説明の後、 委員がてきぱきと質問をぶつけていく。 「ハローワークとの違いは?」という質問

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    Desperado 2009/11/17
  • 車は買わないが勉強はしている学生たち - Joe's Labo

    週刊ダイヤモンドの今週号「自動車100年目の大転換」特集。 大学生の関心ランキングの推移が面白い。 現在の4,50代と比較すると顕著なのだが、大学生の嗜好がとても多様化しているのだ。 ぱっとみただけでも、携帯音楽プレーヤー、携帯、PC、アニメ、ゲームといった新顔が ランキング上位に名を連ねる。 一方、ランキング7位から17位へ急落しているのが自動車だ。 もうあちこちで言われていることだが、国内自動車市場の低迷は自動車自体に魅力が なくなったのではなくて、多様化の結果にすぎない。 巨人やプロレス、ドラマの視聴率が下がったのも、というよりテレビ自体の視聴者数が 低下しているのも同じ理由だ。 素晴らしい。 みんなで巨人戦みて、トレンディドラマ(死語)に出てきたお店に並んで、ローン組んで 月に数回しか乗らない車買うような社会より、今のほうが全然楽しいから。 いくら補助金つけて買い替えを煽っても、こ

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    Desperado 2009/06/19
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