「日本はデジタルインフラは進んでいるが、デジタルワークスタイルは遅れている。いまだに紙ベースのやり取りが多い」――。WPC TOKYO 2006の基調講演で、マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長はこう指摘した。 デジタルワークスタイルは大きな変化を遂げてきた。ヒューストン社長に続いて登壇した米Microsoftでビジネス部門を担当するクリス・カポセラ副社長と同じくWindowsクライアントマーケティングを担当するマイケル・シーバート副社長は、こうした変化には3つの大きなトレンドがあるという。 その3点とは、ビジネスが1つの世界になりつつあること、常時接続が普及したこと、法令に則った透明性の高い組織が求められていること――である。 グローバル化が進展し、企業や地域の境界を超えたビジネスが進展している。インターネットへの常時接続が普及し、どこでもメールやインスタントメッセージを受信できるよ