SF考証の話ではなく、あくまでアニメ版の単純な間違いについて。小説は未読なので、アニメ演出の問題かどうかはわからない。 初めて主人公が時間加速するのは、不良が殴りかかってきた瞬間だった。拳がとどくかとどかないか、映像から判断すると30cmくらいに見える距離の時。 もちろんサスペンス性を高めるための描写ではあろう。目前に危機がせまって逃れようがない瞬間に抜け道が示される、という演出ということはもちろん理解している。 だが、1秒間が1000倍に加速されるので16分以上の余裕があると説明する台詞には、さすがに違和感があった。パンチがとどくまでに、どう考えても1秒もかからない。 ボクサーのパンチは俗に秒速10mという。あくまで俗論であり、トップスピードか平均速度かも不明だが、『アクセル・ワールド』での描写は、ほぼトップスピードにのった状態に見える。 不良がボクサーよりはパンチが遅いだろうことを考慮