3つの太陽を持つ惑星HD 131399Abの想像図。(ILLUSTRATION BY ESO/L. CALÇADA) 太陽系の外に、変な惑星が見つかった。 その星では、1つの季節が約140年も続き、影はときどき3重になり、空から鉄の雨が降ってきて、日の出と日の入りが見事なまでにばらついているかもしれない。空に見える太陽の数は、1つのときも、2つのときも、3つのときもある。 これが、ケンタウルス座の方向に地球から340光年離れたところにある惑星HD 131399Abだ。(参考記事:「地球に「最も似ている」太陽系外惑星を発見」) 大きな恒星と2つの連星が描く複雑な軌道 7月7日に科学誌『サイエンス』に発表された論文によると、この惑星HD 131399Abは大きさが木星の4倍もあり、直接画像を撮影することができた数少ない太陽系外惑星の1つ。そしてこの星から見上げる空では、3つの「太陽」(大きい方