※このブログでは通常は薬剤名を一般名で記載していますが,今回は分かりやすくするため,一般名より商品名を優先しています. ■昨年まで主要な抗インフルエンザ薬は4剤で,いずれもノイラミニダーゼ阻害薬であったが,今年3月に,新しい機序であるキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬と呼ばれる新規クラスの抗インフルエンザ薬ゾフルーザ®(バロキサビル)が発売開始となった.ただし,その時はまだ臨床第Ⅲ相試験であるCAPSTONE-1 trialの結果が論文としてpublishされておらず,メーカーからのプレスリリースのみで,詳細データを把握することはできず,そのような中で使用すべきなのかは医師の間で意見が分かれていた. ■2017-2018年シーズンでの抗インフルエンザ薬の売り上げ[1]は,1位がイナビル®(ラニナミビル)の253億円,2位がタミフル®(オセルタミビル)の169億円であった.ではインフルエ
![【レビュー】インフルエンザにゾフルーザ®は使うべきか? | EARLの医学ノート](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ddaa179d4c8877feb91fab3b912699e422c8b4b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F201811%2F08%2F23%2Fe0255123_17271849.png)