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ブックマーク / www.u-tokyo.ac.jp (8)

  • なんで一卵性双生児でも違う部分があるの?→加納純子|素朴な疑問vs東大 | 東京大学

    同じ受精卵から生まれる一卵性双生児では、理論上、遺伝情報を担うDNA(デオキシリボ核酸)の配列が同じです。それなのに、体質が違ったり違う病気になったり見かけが少し違ったりするのはなぜでしょう。簡単に思い浮かぶ理由は、日々の暮らし方が同じではないからです。べ物、運動量、睡眠時間などの違いによって、体で作られる物質の種類や量が違ってくるでしょう。そしてDNAに関して言えば、生を受けてから少しずつDNAの配列が変化するからです。例えば、紫外線を浴びすぎて癌になるように、健康に重要な遺伝子のDNAに傷がついて病気になることが知られています。 しかし、一卵性双生児の違いをもたらす原因はそれだけではありません。意外と知られていませんが、生物にとってはDNAの配列に加えて、DNAの折り畳まれ方も重要なのです。実は、DNAの鎖はまっすぐ伸びているのではなく、いろいろな折り畳まれ方をしています。この折り畳

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    Ditty
    Ditty 2023/02/09
  • 研究者が薦める映画.8『メッセージ』/深野祐也・大栗博司 | 東京大学

    UTokyo映画2022 東大の様々な分野の研究者12人に、各々の専門分野の観点からお薦めする作品を紹介してもらいました。映画を鑑賞する際の手引きとして、また、各研究者が進める学術への興味を高めるきっかけとしてご覧ください。 宇宙人の言語から垣間見える進化の軌跡 私のお薦めは、2017年に劇場公開されたSF映画『メッセージ』です。世界各地に現れた宇宙船の飛来目的を探るため、米軍から依頼を受けた一人の言語学者が宇宙人と意思の疎通を図ろうとする作。テッド・チャンの「あなたの人生の物語」というSF小説が原作の、ハードSFと呼ばれる、現実の科学ルールに基づいてきちんと描こうとしている作品です。 登場する宇宙人が言語として使うのが図像。円形文字を描きメッセージを伝えます。思考も時系列ではなく、同時的に理解します。つまり我々のように時間が流れるのではなく、過去も将来もワンセットで分かるような生き物

    研究者が薦める映画.8『メッセージ』/深野祐也・大栗博司 | 東京大学
  • レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 | 東京大学

    レヴィ=ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明 - 文化人類学の基礎「親族の構造」を数理モデルで生成 - 研究成果 多くの人間社会において社会関係は血縁関係によって決まっていて、文化的に同一の集団内では近親者でなくともインセスト・タブーによって婚姻が禁じられている。また集団間の婚姻・親子関係の総体を親族構造と呼び、特に二つの集団間で結婚する限定交換、三つ以上の集団間で一方向の女性の流れがある全面交換などが見出された。しかし、それらの多様な親族構造がいかにして生起するかは明らかでなかった。東京大学大学院総合文化研究科の板尾健司大学院生と金子邦彦教授は、計算機上で原始社会のモデルを用いて親族構造の進化を議論した。婚姻が集団間の協力を促しつつ婚姻上のライバルとの競争をもたらすことを考慮し、社会の時間発展のシミュレーションを行った。その結果、文化人類学者たちが発見した婚姻規則や多様な

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  • 分子生物学の基本原理「セントラルドグマ」の理論的導出に成功 | 東京大学

    分子生物学の基原理「セントラルドグマ」の理論的導出に成功 - 情報と機能の分業を「対称性の自発的破れ」により解明 - 研究成果 生命の根原理の1つは、ゲノムと触媒の区別、すなわち遺伝と触媒の分業である。現在知られている生物ではすべてDNAなどの核酸分子が遺伝情報を担い、そこから一方向に情報が流れ、タンパク質がつくられ、それが触媒としてDNAを含む細胞内の分子の合成を助けている。 その一方で原始生命においてはゲノムと触媒は未分化であったと考えられている。 ではこのような役割の分化はいかに生じたのであろうか。 ニュージーランド・オークランド大学上級講師および東京大学生物普遍性連携研究機構客員准教授の竹内信人、 そして、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻および生物普遍性連携研究機構の金子邦彦教授は、 触媒機能を持ち複製する分子が集まった原始的細胞のモデルを考え、それが進化しながら複製し

    Ditty
    Ditty 2019/10/02
  • UTokyo FOCUS | 東京大学

    飛行機ワークショップ2024 ~空のサステナビリティを考えよう!!~ 2024年7月18日 学生と教育

    UTokyo FOCUS | 東京大学
  • 重力に準ずる未知の相互作用の探索 | 東京大学

    東京大学の神谷助教らは、中性子とキセノン原子の散乱角度分布を精密に測定して、重力に準ずる新しい相互作用を探索しました。その結果、既知の相互作用から期待される分布と実験から得られた分布が高精度で一致することを確認し、重力に準ずる相互作用が存在しえる可能性の範囲を、絞り込むことに成功しました。 二つの物体間に働く重力は、物体間の距離の二乗に反比例して強くなります。例えば、物体間の距離が半分になると、これらの間に働く重力は4倍になります。しかし、100ミクロン以下の微視的な距離においても成立するかは実験的に検証されていません。 今回、研究グループは、韓国原子力研究所内に設置されているHANARO研究炉の中性子散乱実験用ビームラインを用い、冷却された中性子ビームをキセノン原子に照射して、その散乱角度分布を精密に測定しました。その結果、物体間の距離が0.04ナノメートルから4ナノメートルの範囲におい

    重力に準ずる未知の相互作用の探索 | 東京大学
    Ditty
    Ditty 2015/05/21
  • 大気中の酸素は全球凍結イベントによってもたらされた!? | 東京大学

    大気中の酸素は全球凍結イベントによってもたらされた!? 理論モデルを用いて酸素濃度上昇メカニズムを解明 大気中の酸素濃度は約22億年前に急上昇したとされている。一方、南アフリカ共和国には、同時期に地球表面全体が氷で覆われる超寒冷化現象(全球凍結イベント)が起き、その直後に酸素濃度が増えたことを示唆する地質学的な証拠が見つかっている。しかし、両者の因果関係を含め、これまで酸素濃度が急上昇した原因はよく分かっていなかった。 東京大学大学院理学系研究科博士課程2年生の原田真理子大学院生、同新領域創成科学研究科の田近英一教授、同理学系研究科の関根康人准教授は、地球が全球凍結イベントから脱けた直後に必然的に大気中の酸素濃度が急上昇することを、理論モデルを用いたシミュレーションによって初めて明らかにした。さらに、大気中の酸素濃度はいったん現在の濃度と同程度まで達した後、現在の百分の一に低下したとする、

    大気中の酸素は全球凍結イベントによってもたらされた!? | 東京大学
    Ditty
    Ditty 2015/04/03
  • 生物時計が温度によらずに24時間周期を刻む謎を理論的に解明 - 東京大学 [広報・情報公開] 記者発表一覧

    平成24年5月8日 東京大学大学院総合文化研究科 1.発表者: 畠山哲央(東京大学大学院総合文化研究科博士課程学生) 金子邦彦(同研究科 広域科学専攻 教授/複雑系生命システム研究センター教授 センター長) 2.発表の概要: 生物がその体内に24時間程度の周期の時計を持っていることはよく知られています。これは概日リズム[注1]といわれています。生体内ではこのリズムは化学反応で作られています。化学反応は一般に温度が高くなると急激にスピードが増すので、その場合、周期はどんどん速くなるはずです。にもかかわらず生物時計の周期は温度を変えてもあまり変わりません。では生物は何か特別な仕組みを使っているのでしょうか。最近、生体内の複雑な過程を使わずに試験管内に数種のタンパク質を入れただけでも、こうした一定の周期が出ることが見出され、謎はますます深まりました。東京大学大学院総合文化研究科の畠山哲央 博士課

    Ditty
    Ditty 2012/05/11
    「温度の上昇により反応が速く進もうとすると、それに必要な酵素が不足して反応を抑え、結果的に時計の刻みが一定に保たれる」
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