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ブックマーク / www.businessinsider.jp (6)

  • 底なしの謎の天体「ブラックホール」に天文学者興奮の新展開。専門家が語る研究の最前線

    ブラックホールと降着円盤、ジェットの想像図 Sophia Dagnello, NRAO/AUI/NSF 強力な重力によって、周囲にあるものを吸い込んでしまう「ブラックホール」。2023年4月、英科学誌「nature」で最新の観測結果が発表され、天文学者が沸いています。 「新しいことが分かっても、また分からないことが出てくる。底なしの謎の天体の研究から、脱出できない状態です」 国内外から100人を超える天文学者が参加した国際共同研究を率いた国立天文台水沢VLBI観測所の秦和弘助教は、このように興奮気味に話します。 国立天文台の記者会見から、何が彼らをそこまで興奮させるのか、研究の最前線を探っていきましょう。 2019年に公開された、地球から5500万光年先にあるM87銀河のブラックホールシャドウの画像。この画像は、史上始めてブラックホールの存在を直接的に捉えたものとして、当時世界中で話題とな

    底なしの謎の天体「ブラックホール」に天文学者興奮の新展開。専門家が語る研究の最前線
  • 神絵を描くAI「 #Midjourney 」はどうやって生まれたか…その可能性と限界、そして課題

    筆者が絵描きAI「Midjourney」に描かせた風景。「Sustainable Development Goals」をテーマに指定した。 作成:清水亮 ここのところ、Twitterなどで“神絵を描くAI”こと「Midjourney」が、話題になっている。一瞬で神のように上手な絵が描けると話題になり、またたく間にネットのミームになった。 「絵を描くAI」というと、イーロン・マスクらが出資したことでも知られるAI研究企業、米OpenAI画像生成AI「DALL-E2」が有名だが、グーグルは今年に入ってからDALL-E2の性能を上回る「Imagen」を発表し、さらに大規模な作画AI「Parti」も矢継ぎ早に発表している。 Midjourneyはこれら画像生成AI開発ブームの一端として生まれたとも言える。 この記事では、全3回の短期集中連載として、AI研究者目線で見た「Midjourney」の課

    神絵を描くAI「 #Midjourney 」はどうやって生まれたか…その可能性と限界、そして課題
  • EVだけじゃない!次世代バッテリーの「全固体電池」を宇宙で ── 世界初、JAXAと日立造船がISSで充放電実証

    電気自動車(EV)での活用などを中心に、次世代バッテリーとして注目されている「全固体電池」の活用が、宇宙にまで広がっている。 8月5日、JAXAと日立造船は、世界で初めて、宇宙での全固体リチウムイオン電池の充放電機能を確認したことを発表した。 両者は、2016年から共同で全固体電池の研究開発を進めていた。 JAXA広報によると、今回実証したのは、EVなどの電池として研究開発が進められているタイプと同じ「硫化物系」の材料を用いて作られた全固体電池。2022年2月20日(日時間)に、「全固体リチウムイオン電池軌道上実証装置」(Space As-Lib)を国際宇宙ステーション(ISS)に送り届け、ISSにある日実験塔「きぼう」の船外に設置。3月5日、世界で初めて充放電が可能であることを確認したという。 JAXA広報によると、「軌道上に持っていった段階で65%程度充電されていたものを、一度空っ

    EVだけじゃない!次世代バッテリーの「全固体電池」を宇宙で ── 世界初、JAXAと日立造船がISSで充放電実証
  • 天文学者も数日前まで気付かず…… 直径約130メートルの小惑星が地球とニアミスしていた

    直径427フィート(約130メートル)の小惑星が7月25日、地球から4万5000マイル(約7万2000キロメートル)ほどの距離を通過した。 小さいとはいえ、小惑星の衝突の威力は大量の核兵器にも匹敵し、いくつもの都市を破壊することになるだろう。 アメリカ航空宇宙局(NASA)やその他の専門機関は、宇宙のこうした物体を見つけるツールを持っているが、地球に接近する全ての小惑星を追跡するのは難しい。 中でも、今回の小惑星「2019 OK」には、天文学者たちは接近の数日前まで気付いていなかった。この時点で、既存の技術を用いて小惑星を破壊したり、その軌道を変えさせるのに十分な時間は残っていなかった。 直径130メートルの小惑星が7月25日、地球の約7万2000キロメートルほどの距離を通過した。 遠く離れた場所の出来事のように思えるかもしれないが、天文学者にとって約7万2000キロは"ニアミス"だ。この

    天文学者も数日前まで気付かず…… 直径約130メートルの小惑星が地球とニアミスしていた
  • ついに姿を表した「トヨタ月面探査」計画。ターゲットは2029年 —— そのコスト、リスク、希望

    3月12日、トヨタ自動車の寺師茂樹副社長と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一理事/宇宙飛行士は、「有人月面探査車(ローバー)」の共同開発について発表した。 トヨタを先駆けとして、今後は多様な民間企業を呼び込み、「オールジャパン」で月探査を行うという。 長らく計画縮小が続いてきた日の月探査が、トヨタというパートナーを得て一気に動き出した。有人宇宙探査、宇宙ステーションと輸送機開発も関係し、いくつものプロジェクトの見通しが実感できるようになった。 プロジェクトにあたって2機のローバーを同時に開発し、10年後の2029年に打ち上げる目標だ。さらに、2030年以降に宇宙飛行士による月面5箇所の探査を実施する。既報で紹介したJAXAによる「有人月面探査」の予圧ローバにほぼ相当するものとなった。

    ついに姿を表した「トヨタ月面探査」計画。ターゲットは2029年 —— そのコスト、リスク、希望
  • ホリエモンロケット「MOMO」を襲ったのは"高度10kmの壁"だ —— 打ち上げ66秒、そのとき機体に何が起こったか?

    MOMOの離床(地上設備からの離脱)を聴いていた印象では非常にスムーズで、プレスエリアで聞こえたエンジン音にも異常は感じられなかった。音は上空へ向かって消えていき、雲の上では正常な飛行を続けているものと思われた。だが、実際にはエンジン燃焼時間の予定120秒の半分を過ぎたあたりでエンジンは緊急停止コマンドで燃焼を停止していた。 エンジンの緊急停止が伝えられたプレスエリア周辺では、取材陣には当初なにが起きたのかわからず混乱。IST広報担当の笹氏を取り囲んでは「何があったのか」「テレメトリーとは何か」と質問攻めで一時騒然となった。 当初、「緊急停止コマンド送信は約80秒後、沖合8km付近に落下」と報道されたのはこの時点の情報だった。 ホリエモンロケット「MOMO」の打ち上げは単純に"失敗"なのか? 今回のMOMOの打ち上げ実験では、宇宙の入り口とされる「高度100km」を超えるという目標が設定

    ホリエモンロケット「MOMO」を襲ったのは"高度10kmの壁"だ —— 打ち上げ66秒、そのとき機体に何が起こったか?
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