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ブックマーク / www.chem-station.com (8)

  • DOIって何? | Chem-Station (ケムステ)

    論文の隅っこに必ず書かれている、上のような番号、一度は見たことがあるかと思います。これは、DOI(Digital Object Identifier)と呼ばれるコードです。どういうものか、知っておくとちょっとだけ得できます。 DOIは、Web上の電子文献と一対一に対応しているコードです。商品に対するバーコードや、書籍に対するISBNコードと同類、と考えれば分かりやすいでしょうか。 一旦与えられたDOIコードは恒久的に使われます。電子ジャーナル配布サイトのURLが変わっても、DOIは変わりません。Web上の電子文献を、DOIを使って管理すれば、常に同じURLで論文にアクセスできる仕組みが作れます。既にそれは実現されており、ジャーナル読者に便利なシステムが構築されています。 さて、具体的な活用の仕方ですが、意外とカンタンです。 特定の電子論文が欲しいときには、ブラウザのURL欄に以下のように入

    Ditty
    Ditty 2015/06/17
  • ヤモリの足のはなし ~吸盤ではない~ | Chem-Station (ケムステ)

    ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類をべているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし

  • 美麗な分子モデルを描きたい!! | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 美麗な分子モデルを描きたい!! 2011/7/16 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 実験・テクニック, 書籍・ソフト・Web 3D, CG, ChemDraw, 分子模型, 構造式 投稿者: cosine 長年こういう化学ブログをやっていますと、いろいろ凝りたくなってきます。今回はそんな話から。 筆者は記事中の化学構造式をいつもChemDrawで描いてます。しかし、常々感じる問題がありました。多くの人は、平面構造式から立体をイメージできないようなのです。筆者は平面→立体の脳内変換が得意そのものでそこは全く苦にならないのですが・・・せっかく化学構造式を描いても、実際の分子の形をイメージしてもらえないのでは実にもったいない。加えて「美しい分子モデルで魅せたい!」という思いもあったため、亀の甲を使わずに三次元的な分子モデルを描くスキルには前々から興味がありました。 ちょっとした

  • フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある - 化学者のつぶやき -Chem-Station-

    化学者のつぶやき フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある 2013/9/25 化学者のつぶやき, 論文 フラーレン, ベリリウム, 半減期, 放射性物質, 核反応, 核崩壊, 電子捕獲 コメント: 0 投稿者: Green 今まで「自分が小さくなってフラーレンの中に入ってみたらどうなるんだろうか」と考えてみたことはありますか。夢の中だけでいいので、そんな経験をしてみたい気もします。実は、フラーレンの中には、ある種の核反応まで早めてしまうほどの、不思議空間が広がっているのです[1]。 火薬の燃焼が一瞬であるのに対し、鉄クギが錆びるという現象は、同じ酸化であるにも関わらずゆっくりで、時間がかかります。化学変化では、このように反応の進むスピードがまちまちです。化学反応の進む速さは、反応の種類だけではなく、温度や触媒の有無など反応の環境によっても大きく違います。こういった反応速度が決ま

    Ditty
    Ditty 2013/09/25
  • 色の変わる分子〜クロミック分子〜 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 色の変わる分子〜クロミック分子〜 2005/5/28 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 クロミズム, クロモトピズム, スイッチ, スペクトル, 有機化学, 材料化学, 無機化学 コメント: 0 投稿者: cosine クロモトロピズムという言葉を御存知でしょうか?日語では「可逆的変色」などと訳され、外部からの何らかの刺激により色が変わる現象の総称です。また、「可逆的」である以上,別の外部刺激により元に戻るのが普通です。 外部刺激の種類を限定して呼ぶ時には「〜クロミズム」などと呼ばれるのが一般的です。「〜」の部分には外部刺激を意味する言葉が入ります。例えば光で変色する現象は「フォトクロミズム」、の時は「サーモクロミズム」という感じです。また、このような性質を有する分子を「クロミック分子」と呼んだりします。 今回はこのクロミック分子についてお話しましょう。 予備知識

  • ダイヤモンドは砕けない | Chem-Station (ケムステ)

    4月の誕生石 ダイヤモンド 世界一硬い物質としてダイヤモンドは知られ、他の物質では歯が立たず、そのためダイヤモンドはダイヤモンド自体でもって磨かれます。なんという発想の転換、子どもの頃それを聞いて驚いたものです。4月になりましたので誕生石にちなんで、ダイヤモンドがなぜ磨けるのか、分子動力学のシミュレーション結果を紹介したいと思います。ただ単に、硬いもの同士で砕かれていたというわけではないようですよ。物理変化だけではなく、ダイヤモンドの研磨に潜んでいた化学反応とはいったい? 永遠の絆の象徴として、宝飾品でおなじみのダイヤモンド。ずば抜けて高い屈折率を持ち、電気は通さないものの熱はよく通し、ひっかき傷に対する硬さではナンバーワン。炭素の単体として知られ、産業界でも重要な材料です。 硬いダイヤモンドを「磨く」というのだから、変化はやはりダイヤモンドの表面で起きています。研磨にともなう変化の舞台と

    Ditty
    Ditty 2012/04/09
  • 化学研究ライフハック: Evernoteで論文PDFを一元管理! | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 化学研究ライフハック: Evernoteで論文PDFを一元管理! 2009/3/12 化学者のつぶやき, 実験・テクニック, 書籍・ソフト・Web Evernote, PDF, 論文管理 コメント: 0 投稿者: cosine 電子ジャーナルが発達した昨今、「論文を読む場所=図書館、論文の媒体=紙雑誌」というスタイルは過去のものとなりつつあります。 ほとんどの研究者はインターネットで論文検索をし、必要な論文をPDFファイルとしてダウンロードし、ラボで印刷するかPDFのままPC上で読む、というスタイルをとっているはずです。 ネットインフラが整ってきて、論文をどんどんダウンロードできるようになったのは素晴らしいことです。しかし、日々増え続けるPDFファイルを目の前に、一つ大きな懸案事項が持ち上がってきます。 つまり、入手した論文PDFをどうやって整理・管理すれば良いものか?と

  • 最強の文献管理ソフトはこれだ! | Chem-Station (ケムステ)

    いままでこの「化学者のつぶやき」においてもいくつかの”研究活動に役立つソフトウェア、Web“を紹介してきました。そこでも毎回述べている通り、昨今のそれらは化学研究ライフハックとして十二分に利用できるもので、最近では多くの方が様々な自分にあったソフトウェア、Webを活用しているものと思います。 ところでこれは完全に著者の独断意見ですが、Evernoteは化学研究、特に文献やスクラップの管理として質、価格ともに最高のソフトウェアであると思っています。ところが、最近仕事中に 「Mendeleyって文献管理ソフト恐ろしく使えるらしいよ」 というツイートが流れていきました。いつもならあまり気にも留めないのですが、最近はEvernote以外の文献管理法を知らなかったので少しだけ気になって、現存する人気文献管理ソフトを比較調査してみる事にしました。できれば一番よいものを使いたいですよね! 題して、 「最

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