福岡県特産のイチゴ「あまおう」がモスクワで人気だ。 高級スーパーに1パック(300グラム・8~11個入り)7000円以上で並ぶが健康志向の富裕層が買い求めているという。日本の国内市場は飽和状態で、福岡県とJA全農ふくれんは人口約1億4000万人の巨大市場への売り込みに力を入れる。 モスクワの高級スーパー「アズブカフクーサ」には隔週木曜日にあまおうが並ぶ。日本では1パック500~800円の商品が円高の影響もあって7000~8000円もするが、週末には売り切れてしまう。同じスーパーに並ぶ日本のミカンやリンゴ、キンカンをしのぐ人気ぶりだ。 ロシアへの輸出を手がける商社「サングローブフード」(東京)によると、購入しているのは主に健康志向の富裕層。アメリカやオランダ産のイチゴは1パック1500~2500円程度だが、あまおうが売れているという。その理由を同社担当者は「味、香り、見た目ともずば抜けている