勿論この数値には輸入品も含まれているため、細かくデータを見ると、国内品は微減しており、全体の成長を牽引しているのは輸入品ではあるのですが、国内品であっても輸入品であっても時計市場全体では数量・金額ともに僅かですが成長しているわけです。 しかもこれは、スマートフォンやスマートデバイスで代替されやすいと考えられがちな、ウォッチ(腕時計)のカテゴリーでより顕著に伸びています。 これは現在だけの話ではなく、矢野経済研究所の調査による2017年1月のレポート(PDF)によると、時計市場は今後も伸びていくことが予想されています。 また体感的に皆さんも、「スマホの影響でカメラが売れない」というのは良く聞いても、「スマホの影響で時計が売れない」とか、「スマホの影響で電卓が売れない」という話は意外と聞かないのではないかと思います。 つまり、スマートフォンで代替可能なデジタル機器であっても、必ずしもその産業が