シャープOBらが設立したベンチャー企業が、書店を再現した仮想現実(VR)空間の中で、好きな本が探せる「VR書店」の企画・開発に乗りだした。今年前半にも実証実験を開始し、平成32年前後に地方の商店街の空き店舗などのスペースで開設する計画だ。斬新な発想でヒット商品を連発してきたシャープのDNAを生かし、過疎化が進む地方の活性化につなげ、本との出会いの場や新たな読書の楽しみ方の提供を目指す。 企画・開発を行うのは、シャープの企業理念である「誠意と創意」を引き継ぎ、革新的な製品の創出を目的に結集したシャープOBの高嶋晃社長らが昨年11月4日に設立したベンチャー「team S」(チームエス、東京都)。 シャープ創業者の早川徳次氏の誕生日の11月3日の設立を望んだが、祝日で法務省の会社設立の登記受付窓口が閉まっていたため、翌日に設立。高嶋氏のほか、シャープOB7人が分担して企画・設計・販売を手掛ける。
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