メディアリテラシーで扱う「メディア」とは何か – ガ島通信. 藤代くんのブログ記事に呼応して。 実は日本における「メディア・リテラシー」は大学などでも「新聞学」や「ジャーナリズム学」と呼ばれていた講義から出てきているものが多い。時期的には90年代の半ばから、「メディアを批判的に読み解く力」としてこの語が与えられてきた。もう少し詳しく言えば「メディアが(報道する情報)を批判的に読み解く力」であり、より詳しく言えば、「(マス)メディアが(報道する情報)を批判的に読み解く力」となる。 面白いことにこれらの文脈で「メディア・リテラシー」という言葉をつかっている人たちは、「マスメディアが報道する情報は真実でない」という立場になっていることが多い。もちろん各報道機関が報道するときにはそれぞれの解釈・編集に基づいているので、それをわかったうえで情報を読み取ろう、というのがこの場合の「メディア・リテラシー