画鋲を公園にばらまいたとして、警視庁牛込署は30日、偽計業務妨害容疑で、東京都新宿区戸山の無職、大沼拓治(たくじ)容疑者(68)を逮捕した。同署によると容疑を認め、「ハトに餌をまく人たちが寄りつかないように画鋲をまいた」などと話している。 この公園では1月中旬ごろから14回、画鋲がまかれているのが見つかっており、同署が関連を調べている。けが人はいなかったが、イヌが踏んだり公園の管理者の靴底に刺さったりしたという。 逮捕容疑は3月4〜17日までの間3回にわたり、同区戸山の戸山公園内で画鋲数十個をばらまき、公園を管理する都公園協会に安全点検をさせて通常の業務を妨害したとしている。事件を受けて設置した防犯カメラの映像から、大沼容疑者を特定した。