国立青少年教育振興機構は、新型コロナウイルス禍などについて、日米中韓4カ国の高校生を対象に実施した意識調査の結果を発表した。日本の高校生の47・0%が「コロナで命を失うことを恐れている」と答え、米国(22・2%)、中国(26・9%)、韓国(30・6%)の各国を大きく上回った。 機構は2014年度以降、社会参加や学習状況などをテーマに調査を実施。今回は21年9月~22年2月、4カ国の100校、計1万1414人から書面やウェブ上で回答を得た。 新型コロナウイルスについて「とても恐(こわ)い」と答えた割合は、韓国(63・8%)が最も高く、日本(59・2%)、中国(42・2%)、米国(23・0%)と続いた。コロナへの不安による身体症状については、日本が4カ国で最も低く、「心配で眠れない」は2・6%、「心拍が早くなったり、動悸(どうき)がしたりする」が2・8%だった。