[ロンドン 17日 ロイター] - 中国がついに大きな転換点を越えた。政府が膨張した不動産セクターの規制に乗り出してから5年、経済は質の高い成長を軸とする、より持続可能な軌道に乗っている。そして調整が残した傷跡は、多くの人々が懸念していたよりもはるかに少なかった。 中国の不動産価格は2021年以降、平均40―50%も下落しており、弱気相場の中にある。ただこれは、ある程度意図されたものだ。政府は20年、不動産セクターのレバレッジを制限する「三条紅線(3本のレッドライン)」政策により、バブル解消を試みた。 今後1年間は建設業と関連事業の低迷が経済成長の足かせとなり続ける可能性があるが、不動産価格の調整は底を打ちつつあるようだ。上海の中古物件市場では価格が上昇し始めており、3月の住宅価格の下落ペースも再び緩和した。価格の下落が最も深刻だったのは24年後半だった。

