タグ

ブックマーク / akihitok.typepad.jp (218)

  • ロボット・ペースメーカーとジョギングを

    SF映画のロボットといえば銃器で人を殺しまくるというのが相場なわけですが(偏見)、現実のロボットは人を健康にしてくれる場合もあるようです。オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)が、ジョギング中のペースメーカー(ペースランナー)になってくれるロボット"Joggobot"を開発中とのこと。 開発を行っているのは、RMIT内に設置された"Exertion Games Lab"という研究プロジェクト。ペース「ランナー」といってもASIMOのような二足歩行型ロボットを作っているわけではなく、パロット社が販売中のカメラ搭載型ラジコンヘリ"AR Drone"をベースに、走者の前をフワフワと飛びながら先導してくれるというロボットになります。 いくつか映像が公開されていますので、それを見ていただいた方がイメージがつかみやすいでしょう: それからこちらも: 走者が着ているTシャツには四角形のマ

    ロボット・ペースメーカーとジョギングを
    Donca
    Donca 2012/06/09
    ✔ ロボット・ペースメーカーとジョギングを
  • 【書評もどき】'The Most Human Human'

    プロダクション I.Gで『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』および『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』の脚に参加された櫻井圭記さんによる一冊。ブログでも何度か取り上げているのですが、いま見たら絶版になってる……好きななんだけどなぁ。 ともあれ、『フィロソフィア・ロボティカ』の副題にある「人間に近づくロボットに近づく人間」という一説が非常に気になっていて、それ以来「人間とロボットはほぼ同心円と言えるほど重なり合っていて、ほんの僅かな差しかなくなりつつあるのではないか?」という思いを強くしていました。仮にそうであれば、「ロボットを知ろう、ロボットと人間の違いを考えよう」という試みは、そのまま「人間とは何か」という問いとして私たちに跳ね返ってくることになります。 3年前に書いた記事でも引用したのですが、同書のこんな一説を引用しておきましょう: 我々はつ

    Donca
    Donca 2012/06/08
    ✔ 【書評もどき】'The Most Human Human'
  • LinkedIn、パスワード流出とデータ不正収集

    ビジネス向けSNSとして日でもユーザーを伸ばしているLinkedIn(リンクトイン)が揺れています。ハッキングによって約650万件のパスワードが流出、さらにiOSアプリでユーザーの同意なくデータを集めていた事実が明らかになったとのこと。 まずパスワード流出ですが、第一報を報じたのはノルウェーのウェブサイト、Dagens IT。残念ながらノルウェー語は分かりませんが、Google Translateで翻訳したリンクを掲載しておきます: ■ Change passwords on LinkedIn, Now! (Dagens IT) Two days ago a package on the 6.5 million encrypted passwords posted on a Russian hacker site. Those who posted it wanted help to c

    Donca
    Donca 2012/06/07
    ✔ LinkedIn、パスワード流出とデータ不正収集
  • ツイッター・プロパガンダを見分ける4つの特徴

    相変わらず日では選挙活動におけるネット利用が認められていませんが、米国では既に常識。バナー広告からソーシャルメディアのクチコミに至るまで、様々な形でネットが活用されています。そうなると気になるのが、ある書き込みがユーザーの心なのか、それともプロパガンダに近い宣伝なのかという点――ということで、ジョージア工科大学が過去のデータを分析し、ツイッター上のプロパガンダを見分ける4つの特徴を発見したとのこと: ■ Four Telltale Signs of Propaganda On Twitter (Science Daily) ジョージア工科大学のNick Feamster准教授らによる研究結果について(ちなみにオリジナル論文のPDFはこちら)。彼らは2010年に行われた連邦議会上院議員選挙のネバダ州での状況と、2011年の債務限度額引き上げをめぐる議論の状況を分析。具体的には、それぞれの

    Donca
    Donca 2012/06/04
    ✔ ツイッター・プロパガンダを見分ける4つの特徴
  • トルストイが使った電子書籍端末は?

    ちょっと面白かった話なのでご紹介。ロシアの文豪トルストイが、自身の著作の中で、米バーンズ&ノーブル社の電子書籍端末「Nook(ヌック)」の登場を予言していたようです: ■ Nookd (Ocracoke Island Journal) ブログ主であるフィリップ・ハワードさんがNookでトルストイの『戦争と平和』を読んでいたところ、その中にNookdという単語が登場したのだとか(しかも何度も)。何と、トルストイは未来を予知していたのですね! ……というわけではもちろんありません。実際はこういうことだったようです: As I was reading, I came across this sentence: "It was as if a light had been Nookd in a carved and painted lantern...." Thinking this was si

    Donca
    Donca 2012/06/02
    ✔ トルストイが使った電子書籍端末は?
  • Studygiftと理想の大学生

    語りつくされた感もありますが、Studygiftのことについて少し。初耳だよという方のために簡単に説明すると、いわゆるクラウドファンディングのサービスで、何らかの理由で学費が払えない学生さんに対して寄付が行えるというもの。CAMPFIREの学生版、などという例え方をされる場合も多いです。 そしてStudygiftで支援する学生第一号として選ばれたのが、Google+で一時期日人フォロワー数第一位になったこともある坂口綾優さん。あっという間に支援が集まり、サポーター190人から95万円を集めて支援目標額を達成しました。ちなみに寄付を行った支援者に対しては、「ニュースレターの配信」や「サポーター集会への参加」といった対価(?)が提供されるとのこと。 とここまでは簡単な構図なのですが、坂口さんが成績の低下から奨学金を停止されていたこと、勉強だけでなく遊びにも力を入れたいと(感じられる文章を)書

    Donca
    Donca 2012/05/21
    ✔ Studygiftと理想の大学生
  • Facebookのプロフィール写真から被写体を識別するアプリ"KLIK"

    「ソーシャルメディアにアップされているプロフィール写真を基にすれば、被写体が誰かを判別できるんじゃね?」という発想は以前からあって、具体的なアプリが登場し始めているのですが、すぐに試してみることのできるiPhoneアプリがリリースされたとのこと: ■ Facial Recognition App IDs Your Friends Using Facebook (Mashable) その名は"KLIK"。Facebookのプロフィール写真を基にして、映像に写る人物のFacebook IDを判別してくれるカメラアプリです。日からも無料でダウンロードできる!ということで、早速試してみました。 インストールしてアプリを立ち上げると、まずFacebookのアカウントと連動するように求められます。実は顔認識をできる相手は、自分がFacebook上で友達として登録しているユーザーのみ。これはセキュリテ

    Facebookのプロフィール写真から被写体を識別するアプリ"KLIK"
    Donca
    Donca 2012/05/11
    ✔ Facebookのプロフィール写真から被写体を識別するアプリKLIK
  • 世界中の街角が目覚ましになる"Anywake"

    残念ながら日からはダウンロードできないのですが、面白いアイデアの目覚ましアプリがルフトハンザ航空から公開されています: ■ Anywake – Where will you wake up tomorrow? アラームを解除するのを難しくする(無理やりアタマを働かせる状況にする)、早起きすると何か良いことが起きるようにする(インセンティブを設ける)など、様々なアイデアの目覚ましアプリが登場していますが、この"Anywake"はその両方を備えているもの。しかもなかなかロマンチックな味付けがされています。 まずはアプリを起動して、アラーム時間の設定。ちょうどアナログ時計のように、円の周囲をスワイプして時間を合わせるというデザインになっています: そして指定された時間になるとアラームが鳴るわけですが、その音というのが「ランダムに選ばれた世界中の街角の音」になります。公式ページでサンプルが聴ける

    世界中の街角が目覚ましになる"Anywake"
    Donca
    Donca 2012/04/26
    ✔ 世界中の街角が目覚ましになるAnywake
  • チェックインが明らかにする「心理的区割り」

    ソーシャルメディアとGPS付き端末の普及により、地理空間情報を持つ行動データが増加しつつあるわけですが、それを利用した研究やアプリケーションもいろいろと登場してきています。カーネギーメロン大学のモバイルコマース・ラボから発表されたこちらの研究結果も、なかなか面白い取り組みです: ■ Livehoods よく「行動範囲」なんて言い方がありますが、距離的には近くても行かない場所、あるいは遠くてもつい通ってしまう場所というのは誰にでもあるのではないでしょうか。そんな「心理的な区割り」を明らかにしようというのがこのプロジェクトです。 元となったのは、位置情報系サービスの代表格であるFoursquareのチェックインデータ。このデータを分析して、同じユーザが頻繁にチェックインしている場所を地図上で同じ色で示す、という可視化を行っています。現在公開されているのはニューヨーク・サンフランシスコ・ピッツバ

    チェックインが明らかにする「心理的区割り」
    Donca
    Donca 2012/04/24
    ✔ チェックインが明らかにする「心理的区割り」
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

    POLAR BEAR BLOG
    Donca
    Donca 2012/04/18
    ✔ 従業員データ分析は救世主か、それともビッグブラザーか
  • 【書評】"Return On Influence"

    ソーシャルメディアの普及により、ごく普通の人が他人に大きな影響を与えるという状況が頻繁に見られるようになりました。企業はこの状況をマーケティングに活用できないかと模索しているわけですが、そうなると出てくるのは、「誰がどの程度の影響力を持っているのかを数値で示す」という発想。この発想は最近「ソーシャルスコアリング(Socia Scoring)」という言葉で呼ばれるようになっていて、代表的なサービスにKloutがあります。前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する"Return On Influence: The Revolutionary Power of Klout, Social Scoring, and Influence Marketing"はそのKloutを中心に、ソーシャルスコアリングの可能性と問題について解説した一冊です。 とあっさり書いてしまったものの、書はかなりクセのある一

    Donca
    Donca 2012/03/31
    ✔ 【書評】Return On Influence
  • 虐殺とプライバシー

    些細なデータの山でも高度な分析を行うことで、女性買い物客の出産予定日まで分かるという時代になっているわけですが、それはとりもなおさずプライバシー侵害への懸念が高まることも意味しています。もちろんプライバシーを守ることは重要な問題であるとはいえ、その対価として得られるものが非常に大きくなる場合にはどう考えるべきなのでしょうか: ■ Bizarre Insights From Big Data (New York Times) 中でこんな話が紹介されています: A few years ago I was speaking with the founder of an African mobile phone company, called CellTel. He told me that his company realized that they could predict the loca

    Donca
    Donca 2012/03/30
    ✔ 虐殺とプライバシー
  • 両親データ分析で募金集めする学校

    米小売チェーン・ターゲット社が購買履歴から女性顧客の妊娠と出産予定日を把握していた、なんて話が先日ありましたが、「顧客」のデータ分析を行うのは何も小売業界だけとは限らないようです。米国の私立学校では、両親の財力を分析して、資金集めに役立てるという取り組みが行われているとのこと: ■ Private Schools Mine Parents’ Data, and Wallets (New York Times) 日でもそうですが、私学は在校生の両親からの寄付金が財源の一つであり、それをどれだけ集められるかが重要になっています。で様々な形で募金活動が行われるわけですが、闇雲にお願いしても効率が悪い――そこでデータ分析の出番になると。別に調査員を雇ってプライベートを暴くなどというのではなく、オンライン上で得られる両親に関する様々な情報(住んでいる住居や所有している自動車、自家用ジェット、株式や

    Donca
    Donca 2012/03/28
    ✔ 両親データ分析で募金集めする学校
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

    POLAR BEAR BLOG
    Donca
    Donca 2012/03/22
    ✔ 英ガーディアン紙、Facebookアプリでトラフィックを大幅に増やす
  • 気持ち良く個人情報を流出してもらう方法

    Swayloなるサービスが物議を醸しているとかで、AdAgeにレポートが掲載されています: ■ Facebook App Shares 'Friend' Data With Marketers (AdAge Digital) Kloutというソーシャルメディア上の影響力測定サービスがありますが、基的にこのSwayloがやっていることもそれと一緒。フェイスブックのIDでログインすると、自分がリーチしている人々の数や、影響力など4分野・80項目の要素を分析して教えてくれます。中には「ある話題について自分がどれだけ早くキャッチしているか」といった項目があるなど、なかなか面白そう。それでなくても「あなたの影響力は!?」というエゴ系の興味を満たしてくれるアプリには、つい興味を引かれてしまうという方も多いでしょう。 がしかし。ログインの際にFacebookから警告されるメッセージの中に、「このアプリ

    Donca
    Donca 2012/03/21
    ✔ 気持ち良く個人情報を流出してもらう方法
  • データを集めるゲームたち

    大量のデータを分析し、隠れた情報を明らかにするという「ビッグデータ」の時代が到来した――とはいうものの、やっぱりどうにかしてデータを集めてこなければ何も始まらないことは変わりありません。幸いオープンガバメントなど、データ共有を進めようという動きが起きているわけですが、そもそもデジタルデータになっていない情報をどう集めるのか。1つの方向性として、こんな研究が行われているそうです: ■ 'Ghost Hunter' game lures players to take pictures for researchers (msnbc.com) ノースウェスタン大学の研究者らが開発したAndroidゲームアプリ"Ghost Hunter"について。地図に表示されるゴーストを追いかけるというゲームなのですが、もちろんただのゲームを研究者が開発するはずもなく、このアプリには別の役割が与えられています

    Donca
    Donca 2012/03/20
    ✔ データを集めるゲームたち
  • アルファの時代

    今年で最後となる「アルファブロガー・アワード」。その発表会が昨夜開かれ、最後の受賞ブログの1つとして、なんと!このPolar Bear Blogが選ばれました。推薦していただいた皆さま、当にありがとうございます。 ぶっちゃけ更新頻度が減ってるのにどうよ?というご意見があることは人が一番自覚していますが、まぁそれはそれ。足が遅くて徒競走でビリばかりだった僕は、こういう表彰ものに弱いので、ありがたく受賞してまいりました。いやー良かった良かった。 いしたにまさきさんの『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』ではありませんが、なんだかんだで長年続けているというのがこんなラッキーに遭遇できた理由だと思います。で、どうして飽きやすい僕がここまで(もうすぐ丸7年)続けて来られたのかな―と思ったのですが、たまたま最近読んだ"The Power of Habit: Why We Do Wha

    アルファの時代
    Donca
    Donca 2012/03/10
    ✔ アルファの時代
  • POLAR BEAR BLOG

    Donca
    Donca 2012/03/07
    ✔ 【お知らせ】3月12日(月)「PUBLIC TALK #2[パブリックビッグデータ]」に参加いたします。
  • Googleはバレンタインデーに使えない?

    今日は2月14日、バレンタインデー。小学生の娘もいそいそと出かけて行き、父親としては複雑な心境……はさておき、お馴染みGoogleのトップ画面もバレンタインデー仕様になっています: で、クリックすると流れるのがこの映像: 女の子を振り向かせようと、あの手この手を使って頑張る男の子。最後は……というストーリーで、絵も可愛らしくなかなか感動的です。しかし非常に野暮なのですが、1つ気になるところが。この男の子がGoogle検索ではなく、Facebookにアクセスしていたらどうだったでしょうか。 映像では主人公の男の子が、女の子が気に入るプレゼントを見つけようと必死になって検索をします。しかし女の子は振り向かず、諦めた男の子が、女の子が夢中になっていた縄跳びを始めると……という流れですね。ある意味で「ネットじゃなくて現実の世界をちゃんと見なよ!」というメッセージのようにも感じられるのですが、もし女

    Googleはバレンタインデーに使えない?
    Donca
    Donca 2012/02/14
    ✔ Googleはバレンタインデーに使えない?
  • VRでジャーナリズムを

    先日NHKの番組でも取り上げられていた「シリアスゲーム」。ゲーム体験を通じて現実世界の問題に対する理解を深めよう、という試みですが、今年のサンダンス映画祭で発表されたこの作品もその1つと考えられるかもしれません: ■ Hunger in Los Angeles | Sundance Film Festival ニューズウィーク誌の特派員だったNonny de la Peñaさんという方が「開発」した作品。実は大勢がスクリーンで観て楽しむような映像ではなく、ヘッドマウントディスプレイとヘッドホンを通じて体験する、バーチャルリアリティ(VR)作品となります。上記のページには"Immersive Game Environment"、つまり「没入型ゲーム環境」という文言が掲げられていますね。 ではいったいどんな内容なのか、ハフィントンポストの解説を引用すると: ■ 'Hunger In Los A

    VRでジャーナリズムを
    Donca
    Donca 2012/02/01
    ✔ VRでジャーナリズムを