使い古された慣用表現で「努力は裏切らない」と言いますね。それってどういうことなの? と、もし子供に聴かれたら、どう答えたらいいんでしょうか。 何かに打ち込んだことがある人なら解ると思のですが、幾ら努力しても結果がついてこないことはあります。競技スポーツであれば、すべての人が努力をして挑んでいるのに優勝するのは一組です。記録スポーツならば、必ず新しい記録が出るとは限らずその時のレコードホルダーは常に一組。幾ら勉強してもトップの成績を取れるのはごく一部。努力をすれば結果はその努力に見合うように近づいて行くけれど、必ずしも努力と結果は一致しないものです。 では、努力というのは無駄なんでしょうか? やっても結果が出ないかも知れない、むしろ出ないことが多いという事は、努力に裏切られてるんでは? ……私は、そんなことはないと思っています。 人間生きていると、どうしても苦境に立たされることはあります。何