先ほどLifehacking.jpの堀さん(@mehori)が、こんなツイートをされていました: "先日 @kengo さんが紹介していた「花しらべ」といい、 @akihito さんが紹介していた LeafSnap といい、知らないことをかわりに教えてくれるアプリは本当に夢のよう。全ての人の探す手間を消去して、その分誰もが想像的なことに向き合える。花をめでたり、花を思ったりと"(元ツイートへのリンク) そう、こうしたツール(花しらべもLeafSnapも、スマートフォンを通じて簡単に草花を調べることができるものです)を使うことによって、私たちは「調べる」という行為に費やす時間を省くことができるわけですね。そして空いた時間を、何かもっと有意義な行為に使うことができると。 しかしこういった話をすると、「検索エンジンが人間をバカにした」「QAサイトなんてあるから自分で考えようとしなくなるのだ」的な
「シェア」という行為が日本でも注目を集めつつありますが、このテーマについてAOLとニールセンが共同で行った調査結果が発表されています。なかなか興味深いデータが収められていますので、興味のある方はぜひ: ■ Aol & Nielsen content sharing study いくつかポイントを挙げておくと: 1日に約2700万件のコンテンツがシェアされている。 ソーシャルメディア上のメッセージのうち、23%にコンテンツへのリンクが含まれている。 「シェア」の手段として、もっともポピュラーなのは依然として電子メール。 ただし友人との間で「シェア」に使われる手段はSNSがトップになっている。 「シェア」の行為において、男女の間に目立った差は見られない。 などなど。今後のソーシャルメディアを通じたコミュニケーションのあり方を考える上でも、参考になってくれそうな資料です。
竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
先日、「首謀者」とされるウサマ・ビン・ラディンの殺害という形で一応の区切りをつけることになった、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件。ついに今年は10年目を迎えるわけですが、テロの標的となって崩壊した国際貿易センタービルの跡地には"National September 11 Memorial"という記念施設がオープンする予定となっています。そこには犠牲者の名前が刻まれた追悼碑が設置されるそうなのですが、この種の追悼碑には珍しく、名前はアルファベット順ではない順序で配列されているそうです: ■ At 9/11 Memorial, Name Placements Reflect Bonds Between Victims, Thanks To Algorithm (Fast Company) ABC順でないとすれば、どのように名前が並んでいるのか。そのアルゴリズムと、裏にある意図につ
竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
先週米国で約80年ぶりという大きな竜巻があり、米中南部で大きな被害が出ています。そして日本の震災で見られたのと同様に、今回の竜巻でも既存メディアを補完する存在としてソーシャルメディアに注目が集まっているのですが、少し独特な方法でFacebookを活用する事例が登場しているとのこと: ■ Facebook helps tornado victims find lost items (Computerworld) "Pictures and Documents found after the April 27, 2011 Tornadoes"というFacebookページについて。このページ、タイトルからも分かると思いますが、被害にあった現場(もしくは竜巻だけに、そこから遠く離れた場所の可能性もあるでしょう)で発見された写真や書類の持ち主を捜そうというもの。既に多くの情報と写真(現時点で「いいね
SNSに蓄積される「資産」は、ソーシャルグラフだけではありません。様々な人々の個人情報から行動記録に至るまでが、いまやSNSというサービスに集められるようになっているわけですね。 そんな資産を活用して、LinkedInがこんなユニークな結果を発表したそうです: ■ LinkedIn Wants To Help You Name Your New Baby/CEO (Fast Company) LinkedInが登録されているユーザーのデータを集計して、CEOの名前でポピュラーなものベスト10(男性版/女性版)を発表したとのこと。ちなみに男性版ベスト10は: Peter Bob Jack Bruce Fred Bill Ron Christian Alexander Don で、女性版ベスト10が: Deborah Sally Debra Cynthia Carolyn Pamela Ann
メールやSNSのメッセージ機能ばかりで、すっかり手紙を出さなくなってしまったという方も多いと思いますが、そんな「デジタル化」がちょっとユニークな形で進む制度がスウェーデンでスタートするそうです: ■ Text messages to replace stamps in Sweden (The Local) 切手をテキストメッセージで代用できるようになる、というシステムについて。一体どういうこと?という感じですが、指定された番号にテキストメッセージを送ると、すぐに特別なコードが返信されてくるので、そのコードを郵送物(手紙もしくは2キロまでの小包)の表面に書き入れるだけで切手が貼ってあるのと同じになるという仕組み。記事中で詳しくは書かれていませんが、恐らく料金は携帯電話の所有者に請求されるか、携帯電話使用料に含まれるような形になるのでしょうね。 実は同様の仕組みが、今年4月1日からデンマークで
MIT(マサチューセッツ工科大学)が発行している、技術系専門誌『テクノロジー・レビュー(Technology Review)』。そのバックナンバーが1960年代にまでさかのぼって、PDF化され公開されることになったそうです(ただし全体を見るのは有料): ■ MIT Technology Review Publishes Digital Back Issues to 1969 (The Atlantic) Atlantic誌の記事には「1969年から」とあるのですが、いま公式サイトの方を確認すると、1960年1月号がもっとも古い号のようです。ウィキペディア情報ですが同誌の発行は1899年にまでさかのぼることができるそうですから、今後さらに公開範囲が広がるのかもしれませんね。 このプロジェクトはHPの協力で行われたものだそうで、ページにもちゃんとHPの広告が表示されています。PDFはエンベッド
仕事で疲れた日の夜、ボーッとしながらプレイするのが良いかもしれません。半分ゲーム、半分音楽なアート作品です。必ずスピーカーをオンにしてどうぞ: ■ January Rich Vreelandさんという方が作成された、8ビットの不思議な「ゲーム」。操作は簡単で、カーソルキーで左右に移動し、上キーを押すとキャラクターが上を向いて舌を出します。その舌で空から落ちてくる雪をキャッチするとゲームスタート: 舌で雪をキャッチすると、その瞬間に1つだけ音が鳴ります。雪の粒が大きければ大きい音で、小さければ大きい音。音の高低はランダムなように感じられるかもしれませんが、実はちゃんとした音楽的なルールに基づいて計算されたもので、適当に歩いて雪をキャッチしているだけでも、不思議と1つの曲のように聞こえてきます。 また時おり、雪をキャッチすると詩の一片が現れます。"January…"という単語からスタートして、
FacebookでFacebookページ(旧ファンページ)を作ろうとしたことがある方なら、FBMLという存在についてご存知でしょう。これは"Facebook Markup Language"の略で、Facebook内にカスタマイズページを作成する際に使用する言語ですね。で、そのFBMLが廃止(非推奨)されるという話になっているそうです: ■ フェイスブック、「FBML」を廃止へ (インターネット広告のひみつ) フェイスブックはFBMLとFBJSによるアプリ開発を非推奨としていく。3月11日以降、FBMLのアプリは許可されなくなり、Static FBMLのアプリも追加できなくなる(既存のアプリは動作する)。ソーシャルプラグインなどで使用されているXFBMLに影響はない。 思い返せば「Facebookページ」への呼称変更、つい先日のデザイン変更(個人ページとのUI統一)、Facebookページ
AR(拡張現実)の研究が始められた目的の1つに、機械の修理やメンテナンス作業などを行う技術者に対する情報提供、というものがあります。特殊なゴーグルをかけて機械の方を見ると、その上に作業手順が表示されて、「次に何をすべきか」が一目で分かるという訳ですね。SFなどでも登場する光景ですし、イメージしやすい概念ではないでしょうか。 というわけで、アイデアとしては「AR史」の初期から登場していた作業情報提供という使用法。これまでは研究所や先進的な工場の中でしか実現されていなかったのですが、ついにここまで来た、というのがよく分かるのが次の映像です: 独Metaio社が、自社のモバイルARブラウザ"Junaio"上で実現した「トナー交換手順を示してくれるAR」。もともとMetaio社はBMWやフォルクスワーゲンなどの企業と共に、作業情報提供系のARを研究してきたのですが、いよいよ一般消費者が手にするアプ
地味なサービスですが、これからの時代には重要度を増して行くかも。「こんなデータが欲しいんだけど、どこで見つけられますか?」という質問に特化したサイトです(via. Online Journalism Blog): ■ Get the Data: Open Data Q&A Forum 普通のQAサイトでも、例えば「絶対貧困率ってどこで調べられますか?」や「公示地価価格はどこで調べられますか?」といった質問を見かけることがありますが、ならばそれ専用のQAサイトを作ってしまえという発想。またソースに関する質問だけでなく、「ウェブサイトからデータをスクレイピングするのに良いツールは?」「データセットを選択する際の基準は?」などの分析作業に関する質問も受け付けられています。データに関するよろず相談サイト、といったところでしょうか。 まだまだユーザーが集まっていないためか、回答ナシという質問も多いの
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