学校の同級生から、たばこの火を腕に押しつけられたり腹や頭を殴られたりしたとして、仙台市内の私立高2年の男子生徒(16)が6日、傷害や暴行容疑で仙台東署に被害届を提出した。生徒は学校側から退学を宣告されたといい、「いじめた生徒と学校は事実を明らかにし、謝罪してほしい」と訴えている。 生徒や母親(42)によると、生徒は昨年11月ごろから、同級生3人から暴行されるようになった。今年5月には別の同級生からたばこの火を押しつける「根性焼き」を強制させられ、生徒が自分で左腕に火を押しつけた。その後、この同級生は左腕を押さえ、火を更に22カ所押しつけた。腕には今もやけどの痕がくっきりと残り、「痛かったし、友達からこんなことをされ、悔しかった」と話した。 生徒は7月中旬、異変に気づいた両親の問いかけに暴行を打ち明け、両親が学校側に説明を求めると今月3日、生徒を殴った同級生3人を同席させた「謝罪会」が開かれ