今週号の東洋経済「本当に強い大学特集」、僕もコメントしているので少しだけフォロー。 いつも言っているように、日本の教育システムと企業の間には、深い深い断絶が存在する。 年功序列で終身雇用ということは、下っ端を雇って何十年もかけて組織内で育成すると いうことだから、専門性など必要ないためだ。極論すれば、入学時点で大学の役目は 終わっていることになる。 この断絶の深さを端的に示しているのが、大学への入学者に占める社会人の割合で OECD平均の21.3%に対し、我が日本国は1.8%に過ぎない。 要するに、大学というものがまったく社会に貢献していないわけですね。国も大人も若者に 「もっと勉強しろ」と言い続けているけど、当の大人がこれじゃあ説得力がないでしょう。 大学にいくら予算をつぎ込んでも、この状況は変えられない。だって、学問自体への需要が ないのだから。せいぜい建物や施設が豪華になり、職員の給
![いくら金をばらまいても、社会に需要が無い以上はどうしようもない - Joe's Labo](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1f0e09f92c7c22a585c1dd905bb97f92d4f5a2d/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F516N4L7NnEL._SL160_.jpg)