DrMarksのブックマーク (66)

  • それでも匿名批判は卑怯である - jun-jun1965の日記

    ある場合における匿名批判の意義は認める。自分が勤める企業の内部告発とか、自分の生殺与奪の権を握るような大物への批判とかである。しかし、糸圭秀実や渡部直己の、文藝雑誌における匿名批評の重視は、私にはよく分からない。なぜなら、匿名なら何でも書けるかといえば、編集部や編集長というものがいて、そこでストップされることもあるだろうからだ。 - 何かガタガタ言っている連中がいるな。私が卑怯だと言っているのは福冨諭、電気通信大学博士課程中退。 佐々木俊尚とか、匿名を擁護して「フラット革命」だのと言っているのが、IT関連の連中で、匿名で何か言いたいというチンケな連中の欲望を吸い上げて利権にしている連中だからな。その利権に踊らされているのだよ、君たちは。 それで儲けているからあれこれ理屈を捏ねているに決まっているだろう。 新聞の投書欄は実名が原則だ、と書いたら、だからつまらない投書ばかりなのだ、と言っていた

    それでも匿名批判は卑怯である - jun-jun1965の日記
  • 「リンゴの歌」は明るいか? - jun-jun1965の日記

    戦争中から戦後への変遷を語る劇映画やドキュメンタリー番組では、判で捺したように「リンゴの歌」が流れる。そしてドキュメンタリーなら、その明るいメロディーが人々を勇気づけた、などと言われる。 しかし、あれは明るい歌だろうか。私はあの曲の、長調の前奏が歌の直前で短調に転じるところがすごく好きなのだが、要するに歌自体は全部短調である。一般に、短調の曲は「明るい」ものではないし、この曲も、一般的に言って、「哀調を帯びて」と言うべきだし、サトウ・ハチローの歌詞が、戦争色と無縁で愛らしい、くらいは言えようが、曲自体「底抜けに明るい」(ある文章での表現)とは言えまい。曲の明るさということでいえば、「空の神兵」や「ラバウル航空隊」のような軍歌のほうが、よほど明るい。 そろそろ、戦争にまつわる紋切り型の表現は、やめにしてほしいものだ。

    「リンゴの歌」は明るいか? - jun-jun1965の日記
    DrMarks
    DrMarks 2007/09/14
    聞いた。大当たり!ゆっくりなら確かに日本の曲だが、アコーディオンで速く演奏するとパレスチナから東欧にかけての昔のダンス曲。ハンカチ片手に男が恭しく踊る。踊ったからって、失恋も多い。
  • 岩波少年文庫の古いの - jun-jun1965の日記

    判型としては新書と同じ岩波少年文庫だが、その古い装丁を若い人は知らないだろう。昔はハードカヴァーの箱入りだった。それが1975年ころに箱なし、ソフトカヴァーになったのだが、今のようにカヴァーはついていなくて、しかも独特の手触りの紙を表紙に使っていた。私はあの頃の装丁がいちばん好きだな。中公新書も、昔はビニール装で、その下に帯があって、味わいがあった。今は新書も文庫もどれもこれも同じような、地味な裸体にカヴァーつきで、面白くないなあ。 その岩波少年文庫でマルシャークの『森は生きている』を読んだら、「バカ」という意味の「天然」が出てきたので驚いた。女官長が「わたくしは天然にぼんやりしておりますわ」と言うと、幼い女王が「そうだろうと思っていたわ、天然だとね」と言う(湯浅芳子訳、1953)。女官長は、自然の美しさにぼうっとなっている、と言ったのだが、女王はそれを「元からぼうっとしている」ととったの

    岩波少年文庫の古いの - jun-jun1965の日記
    DrMarks
    DrMarks 2007/09/13
    驚いた。思っていたより若い。(続く→http://d.hatena.ne.jp/DrMarks/20070913
  • 昔もあった新書ブーム - jun-jun1965の日記

    いやー新書戦争は大変なことになって、年間200冊くらい出ているようだ。しかし、かつては岩波、中公、講談社の御三家があったといっても、新書とは名乗らないがレグルス文庫、文庫クセジュ、教育社新書、あるいは地味な三一新書とか新日新書とかもあった。もっと前に角川新書や河出新書、紀伊国屋新書があるのは知っていたが、調べたらけっこう昔も新書ブームで、新書を出していたなんて思えない出版社も出していた。秋田書店なんか「サンデー新書」で、ちゃんとサンデー・コミックスと揃えていたんだね。まあそれが『少年サンデー』を小学館にとられて、自社は少年チャンピオンに甘んじたりして。でもサンデー・コミックスは秋田書店だから、小学館は少年サンデー・コミックスだったりして。中には、90年代新書戦争が始まるころにひっそりとなくなった新書もあって、これって、18歳人口が減るのに応じてひっそりと閉鎖される短大みたい。 角川新書 

    昔もあった新書ブーム - jun-jun1965の日記
    DrMarks
    DrMarks 2007/09/11
    何のためなのかこの御仁はよく調べたものだ。/文庫本と新書なるものを一緒くたにしたような記述があるが、本質的には違うのかもしれない。ともかく、Reclam の袖珍本(Taschenbuch)続きは→http://d.hatena.ne.jp/DrMarks/20070911
  • 猫を償うに猫をもってせよ

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 を償うにをもってせよ

    DrMarks
    DrMarks 2007/09/11
    再婚なのか。再婚は意外にもつ。再禁煙ももつかもしれない。さて、どちらが長く続くか?いずれにしても、馬鹿とバカの争いは dogfighting より凄みもないが笑わせることは確か。もっとやって。
  • メディア研究の方々へ - jun-jun1965の日記

    ウィキペディアでよく「要出典」などと書いてあるが、これに限らず「典拠を示せ」ということは多い。しかるに、その典拠がテレビやラジオだと、再確認できない。再確認できないと、学問的には典拠たりえない。もっとも、学術論文でも「なんたら学会での発表」とかあって、その発表者がそれを活字にするのに十数年もかかると(阪大名誉教授のS先生みたいに)、同じことなのだが、メディア研究とか言っている人たちは、そういうことについて、何か研究しておられないのだろうか。同志社大学にメディア研究センターとかいうのがあるが、あれは渡辺武達先生が週刊新潮を攻撃するために作ったものだし…。「情報なんたら学部」なんてのがあちこちにできても、こういう問題はまるで俎上に上らないのかね。それとも論文でもあるんだろうか。

    メディア研究の方々へ - jun-jun1965の日記