政府は26日、2017年版の首都圏白書を閣議決定した。8年後の25年度に、介護サービス、建設業で労働力不足が深刻化すると推計。介護人材は東京都で全国最多の3万5800人が不足するほか、人材不足率で首都圏の各県が上位を占める。建設業でも高齢化の進展で、技能労働者の約3分の1が離職すると予測している。介護サービス業は、関東圏での有効求人倍率が16年12月で約4倍と、全国平均より1倍程度高く推移して
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認知症患者さんに見られる行動障害・精神症状、いわゆる「BPSD」に対して非薬物療法が最優先されることは論をまたないでしょう。種々のガイドラインや成書でも「まず非薬物療法を行うべき」と記載されています。 この場合の非薬物療法とは、認知リハビリテーションや何々療法と呼ばれる類を指すのではなく、BPSDに対する家族や周囲の人々の対応や介護などを意味しています。私も患者さんが示すBPSDに対して家族や周囲の人々による上手な介護、適切な対応が最も重要であるとの意見に異論はありませんが、この非薬物療法がBPSDの治療として金科玉条のように唱えられることに対しては、以前からやや違和感を覚えています。今回は、この非薬物療法について考えてみたいと思います。 私が考える非薬物療法の役割 認知症診療の柱の1つは「BPSDに対する指導」だと思います。最大かつ有効な対策は、家族や周囲が困るBPSDを発現させない工夫
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