(写真は、12月8日日本緩和医療学会第2回東海・北陸支部大会に出席のため、津市に宿泊していたホテルから撮影した太平洋の日の出です) ある慢性腎機能障害の患者さんがいらっしゃいました。 初めてお目にかかったときは、 兎に角、感情を露わにされ、 多くの医療者が困った人として見ていました。 怒りが強かったのですが、 数分で、その怒りが 医療者がわかってくれないことから 発せられていることが すぐに理解できました。 目を見て、伝えたいと思っていることを しっかり聞きとろうとしました。 ただ、誤った要求をされたときは、 きっぱりと伝えました。 例えば、風邪のような症状があるから漢方薬が欲しいと言われたとき、 風邪の症状はどのようなものか確認し、 それが咳や咽頭痛などでもなく、鼻汁もないことから ダルさだとわかり、安易な漢方薬はカリウムを増やしたり、 腎負荷をかけることがあったりするので、 その程度で
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