死ぬ権利、フランスで議論再燃 難病患者「極度の痛み」―「意思尊重を」声多く 2020年09月11日07時15分 難病のアラン・コック氏=8月12日、フランス東部ディジョン(AFP時事) 【パリ時事】フランスで難病の男性が薬物投与による「積極的な安楽死」の容認をマクロン大統領に求めたが認められず、「死ぬ権利」をめぐる議論が再燃している。仏メディアには「男性の意思を尊重すべきだ」と訴える市民の声が多いが、慎重な議論を呼び掛ける医師らの声もある。 患者女性「安楽死許して」 ブログなどに赤裸々な内面―医師嘱託殺人 男性は、東部ディジョン在住のアラン・コック氏(57)。仏紙フィガロによれば、23歳の時、血管の壁が徐々に失われる難病であることが分かった。意識ははっきりしているものの、「耐え難い極度の痛み」があり、自宅で治療を受けながら寝たきり生活を送っていた。 現行法では致死薬投与などの「積極的な安楽
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