新型コロナウイルスの国内感染者は11日、新たに20万3393人(午後7時半現在)が確認された。死者は520人で、初めて500人を超え、過去最多となった。厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は同日、年末年始を挟んで死者の増加傾向は続いており、今後も「引き続き増加が懸念される」と注意を呼びかけた。 これまでの死者の最多は1月5日の498人だった。死者数は昨年11月28日以降、3桁で推移している。11日、死者数が最も多く確認されたのは福岡の45人で、愛知(32人)、大阪(31人)、東京(29人)と続く。死者数が過去最多となったのは、山梨、静岡、三重、滋賀、愛媛、高知、福岡、大分、宮崎の9県。 4~10日の1週間の新規感染者数は、昨年12月28日~1月3日の1・28倍に増加。加藤勝信厚労相は専門家組織の会合で「死亡者数や救急搬送困難事案の増加傾向は継続し、最高値を超える状況が続い