このエッセイは、雑誌『建築の研究』(2013年10月号 建築研究振興協会発行)に掲載したものである。 元はと言えば、わたしの自家製ブックレット「まちもり叢書」のなかの一巻として、同じ表題のものがあるのだが、それを読んだ「建築の研究」誌編集委員の知人が、エッセイとして書き直して掲載することを薦めてくださったので、あまり都市計画に縁のない人でも読めるように、平易かつ短く書いたものである。 ここに書いていないさらに詳しいことは下記を参照のこと。https://sites.google.com/site/matimorig2x/tokeisin ◆ひとりの市民として都市計画審議会の委員になって独り相撲 まちづくりは市民参加で進める時代です。これは、ひとりの市民が自主的に、巨大都市・横浜市の都市計画行政に愚直なる参画をして、多くの考えさせられる問題に直面した2年間の物語です。横浜市固有ではなく、日本