休憩中の職場の活発度が高まると、受注率が向上する─。 こんな話を聞いてあなたはどう思うだろうか。「そりゃ当然だ。職場が活性化していれば仕事のやる気も上がる」と思うあなたは調和を大事にするムードメーカー。「職場の雰囲気で売り上げが増えれば苦労しないよ」と言うあなたは、成果重視の現実派かもしれない。 個人の価値観で判断が異なるこんな事象を、データで証明したのが、コールセンター受託運営大手のもしもしホットライン(図1)。2013年5月から一部のセンターで、社員同士のコミュニケーションやつながりの強さをデータで可視化するという斬新な取り組みを進めている。