非接触ICカード「FeliCa」の暗号が破られたという報道があった。その内容はさておき、組み込み機器に存在する脆弱性について、真剣に議論すべき時期が来たようだ。 ソニーは12月21日、非接触ICカード「FeliCa」の暗号が破られ、偽の入金が可能だとする報道に対し、それを否定するコメントを発表した。 FeliCaは、電子マネー「Edy」「Suica」のほか、おサイフケータイクレジット「iD」「QUICPay」「VISATOUCH」といったサービスに採用されている(関連記事)。そのFeliCaの暗号が破られ、偽の入金が可能だとする雑誌内容に対しソニーは、「セキュリティ関連の事故報告は一件もない。また、暗号解読は確認されていない」とコメントし、報道を否定した(関連記事)。 この報道ではまた、暗号解析方法を発見した研究者らは、その旨を情報処理推進機構(IPA)に連絡し、IPAも暗号が破られたこと
![議論すべき時が来た組み込み機器のセキュリティ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e51372d18138e90ed2c8d95d693065718b5e361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_enterprise.gif)