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2008年3月8日のブックマーク (5件)

  • (元)登校拒否系 - 永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット  後編

    (前編からの続きです。) サルトルは、アルジェリア革命の闘士フランツ・ファノンによる『地に呪われたる者』への序文で、フランス国人の植民地支配に対する責任について語っている。当時のアルジェリアは、フランスの植民地だった。アルジェリアでの、「コロン」と呼ばれるヨーロッパ人入植者の暴虐非道ぶりは、フランス国でも既に知られていた。サルトルは、フランス人読者に告げた。 ……「だが、おれたちは<国>[=フランス]にいるんだ、[アルジェリアでの]行き過ぎを非難しているんだ」。そのとおりだ。君たちはコロンではない。だが似たり寄ったりだ。彼らは君の先駆者[パイオニア]なのだ。君たちはコロンを海外に送り出し、コロンは君たちを金持にした。もっとも君たちは彼らに予め警告していた。「あんまり血を流すと、お前らを否認せざるをえなくなるぞ」。これと同様に、国家はどんな国家であれ-外国に煽動者・挑発者・スパイどもを

    (元)登校拒否系 - 永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット  後編
    Dryad
    Dryad 2008/03/08
    『そういったことが「ダーティ」であることは、「無法者」にとっても既に前提なのだ。』『人はあらかじめ割り振られた「役割」についてではなく、「全体」について責任を負っている。』
  • (元)登校拒否系 - 「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 前編

    『メメント』のあるシーンにおいて、主人公のレナード(ガイ・ピアーズ)は、自らの記憶障害についてモーテルのフロント係に説明する。 レナード:私には障害(コンディション)があるんだ。 フロント係:障害? レナード:記憶がないんだよ。 フロント係:記憶喪失か? レナード:いや、違う。短期記憶がないんだ。自分が誰なのかということはわかっているし、自分のことなら何でも知っている。だがケガを負って以来、新たには何も記憶することができないんだ。何もかもが消え果ててしまう。長く話しすぎると、話がどう始まったのか忘れてしまう。私たち[=ピアーズとフロント係]が前に会ったことがあるかどうかもわからないし、次に会ってもこの会話は覚えていないだろう。だから私がヘンに見えたり無礼だったりしたら、それはたぶん……。 [レナードはフロント係が珍虫を見るように彼を凝視していることに気づく。] レナード:前にも君にこの話を

    (元)登校拒否系 - 「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 前編
    Dryad
    Dryad 2008/03/08
    『「永遠の嘘」の批判は、真実を暴露することではない。…それは、「騙される」者、「無知」な者をも、「被害者」としてではなく「嘘」に参加する共犯者として捉えるということだ。』
  • (元)登校拒否系 - 2007-09-23 「対案についての思考」を禁止します

    腹減ったなー。よし、一杯やるか。お! 白木屋があるじゃん。ここに入ろうぜ。と、誘ってるのに、「白木屋はイヤだ。白木屋以外がいい」という返事が返ってきたら、ムカつきますよね? 白木屋がダメなんだったら、じゃあどこがいいっていうんだ。他にもっといいところがあるのか。具体的な対案もないのに「白木屋以外がいい」って何事? 10秒以内に別のより良い候補を挙げなかったら白木屋に入っちゃうよ! と言いたくなります。 これに対して、「「対案を出せ」論法について」の前半でmojimojiさんが書かれているのはこういうことです。もちろんどの店にも入らないというわけにはいかない。けど、もし「白木屋はイヤだ」という批判を真摯に受け止めるのであれば、白木屋よりもマシな店を見つけるということは、白木屋を提案した側、白木屋に異議を唱える側、双方にとっての課題となるはずだ。なのに、対案を見つけるという責任が白木屋に異議を

    (元)登校拒否系 - 2007-09-23 「対案についての思考」を禁止します
    Dryad
    Dryad 2008/03/08
    『イリイチはまず学校の支配を解体しようとしたわけです。ところが、学校から教育機能が溶け出し、社会全体を覆うようになってしまうというのもまた、不気味な光景でした。』
  • 差別よりも残酷な - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012727.html 肉業者が差別される理由に関してはいろいろ言いたいことがあるがここでは扱わない。 だいたいのことはhttp://d.hatena.ne.jp/yodaka/20060511/1147377031を読めばよくて、まさにこの記事自体が既にカウンターになっているのだけれど、とりあえず別の話をする。 つまり、肉業者が差別されているとして、差別する側には二つのタイプがあるということだ。一つ目は、当に肉業やその他の属性を蔑視しているタイプで、もう一つは「私自身は肉業者に対して蔑視感情は持っていないけれども、このような社会情勢あるいは彼ら自身の事情を考慮すれば、差別されても仕方が無い」として、直接の差別はしないまでもその差別が起こりうる状況を様々な形で結果的にサポートする。たとえば19

    差別よりも残酷な - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 『4gamer』にインタビュー記事が掲載されました。テーマは「ニコニコ動画≒ゲーム」説。 - 濱野智史の個人ウェブサイト@hatena

    4Gamer.net ― [OGC2008#04]「ニコニコ動画は2007年最大ヒットのオンラインゲーム」ネット社会学の若手論客,濱野智史氏にネットコミュニティについて聞いてみた:http://www.4gamer.net/games/033/G003334/20080304041/ 3/14に予定されている「OGC2008」の事前取材です。なんと2万字超!(まさに「ちょww」って感じのボリュームになってますが(笑))。4gamer記者のTAITAIさんとけっこう話が盛り上がり(後半はむしろ私のほうが聞き手にまわっています)、オンラインゲームの方面からも、Web 2.0 / CGMの方面からも読めるような内容になっているのではないかと思います。ちなみに、もちろん取材当日はこんなに理路整然と喋れたわけもなく、かなりの加筆修正を入れました。当にお手数おかけしました>TAITAIさん とりあえ

    『4gamer』にインタビュー記事が掲載されました。テーマは「ニコニコ動画≒ゲーム」説。 - 濱野智史の個人ウェブサイト@hatena