きのうの続きです。池田信夫先生のブログの、2月1日のエントリ(雇用問題についてのまとめhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/91cdb14c810ee53d7653c4c2b3b56d22)に関するコメントです。 7.労働保蔵を促進する政策は、生産性を引き下げる:解雇する労働者を雇用し続ける企業に政府が補助金を出す「雇用調整助成金」は、小泉政権で廃止の方向が決まったが、最近また増額されている。このような労働保蔵(labor hoarding)を促進する政策は、短期的には好ましいようにみえるが、長期的には労働移動を阻害して生産性を低下させ、労働需要を低下させる。 これは雇用調整助成金制度に対する誤解があるようです。たしかに、あきらかな衰退産業で単に雇用を維持するためだけに助成金を注ぎ込み続けることは生産性を引き下げることはまちがいありません(まあ、比較的短期間