4日午前10時50分頃、京都府宮津市鶴賀の同府警宮津署内にある駐車場で、38口径の回転式拳銃の弾倉(5発入り)から実弾を抜く訓練をしていた同署地域課の男性巡査部長(30歳代)が、手のひらで受けようとして2発を地面に落とし、うち1発が暴発した。 弾は直後に、巡査部長の約3メートル先に落ちてきたが、塀に当たった跡もないため、空に向かって発射されたらしい。駐車場は塀に囲まれて一般人や車両は出入りできない場所で、巡査部長ら訓練に参加した署員計35人にけがはなかった。 同署によると、地面はアスファルトで、その突起部分が実弾の底の雷管に触れた際、撃鉄の役割をしたとみられる。石掛亨・副署長は「訓練を重ね、再発防止に努める」と話している。