ソチ五輪のスキージャンプ女子個人ノーマルヒルで4位に入賞した高梨沙羅選手(17)(クラレ)ら、女子のジャンプ陣が14日、成田空港に帰国した。 高梨選手は「たくさんの方々に応援していただけたのに、ベストを尽くせず、結果を残すことができなかったので、今は申し訳ない気持ちでいっぱい」と悔しさをにじませた。 また、今後の目標を聞かれると、「技術はもちろん、精神面も磨いて、もっともっと練習して、レベルアップしたい」と気持ちを切り替えていた。
ワシントン=白川義和】米国のビクトリア・ヌーランド国務次官補(欧州・ユーラシア担当)とジェフリー・パイアット駐ウクライナ大使の電話会話が盗聴され、動画サイト・ユーチューブに音声が公開された。ヌーランド氏が欧州連合(EU※)をののしる言葉も含まれている。ロシア政府関係者が自身の簡易投稿サイト・ツイッターで「拡散」を図っており、米政府は6日、不快感を示した。 会話は、EUとの関係強化を巡り、政府と野党の対立が続くウクライナ情勢が主題で、最近盗聴されたとみられる。ヌーランド氏は国連の影響力に期待し、「EUなんてくそくらえだ」と語っていた。一部の野党指導者への不信感もあらわにした。野党と米国、EUの協調にひびが入りかねず、ウクライナを勢力圏に引き留めようとするロシアにとっては格好の材料だ。 ユーチューブへの投稿には、ヌーランド氏らの写真やロシア語の字幕がついている。カーニー米大統領報道官は6日の記
食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社「アクリフーズ」群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品に農薬マラチオンが混入されていた事件で、群馬県警は25日、同工場契約社員の40歳代後半の男について、偽計業務妨害容疑で逮捕する方針を固めた。 捜査関係者によると、男が工場で着ていた衣服からマラチオンが検出されたという。男は今月14日から行方が分からなくなっていたが、24日に埼玉県内でみつかった。 県警はこれまで、商品に印字されている2時間単位の製造時間帯を手がかりに、マラチオンが検出された冷凍食品9点の製造に関わった従業員数十人を特定。さらに、〈1〉マラチオンは加熱すると分解する性質がある〈2〉検出された商品に異臭が残っていた。このため、県警では、食品を加熱処理する加工工程ではなく、包装の直前で混入された可能性が高いとみて、複数の従業員に絞り込み、男を特定した。
厚生労働省が行った若者の使い捨てが疑われる「ブラック企業」の集中取り締まりで、愛媛労働局は、調査対象にした愛媛県内の85事業所のうち、87%にあたる74事業所で法令違反があったと発表した。 愛媛労働局に情報や相談が寄せられるなどした事業所について調査した。違法な時間外労働は半数を上回る47事業所(55%)、サービス残業は24事業所(28%)で確認された。四国4県では170事業所で法令違反があった。 74事業所の内訳は、製造業が17、運輸交通業が12、接客娯楽業が9だった。 同局は74事業所に是正勧告を行っており、改善が見られない場合は、労働基準法違反容疑などで書類送検することも視野に入れて対応するという。
青森山田高校(青森市)が、青森県外の選手に対して、授業料が一部免除となるスポーツ特待生の勧誘活動をやめ、スポーツ特待生が大幅に減少していることが、同校などへの取材で分かった。 現在の3年生を最後に勧誘をやめており、この影響で、ロンドン五輪銀メダリストの福原愛選手が在籍した女子卓球部は休部状態。少子化などを背景に、学校経営が厳しさを増していることが理由だという。 同校は福原愛選手のほか、同五輪バドミントン銀メダリストの藤井瑞希選手、垣岩令佳選手など有名選手を輩出。サッカー、陸上も全国大会の常連で、特待生が活躍してきた。女子卓球部は全国高校総体で団体優勝4回の強豪で、昨年の大会でもダブルスで優勝、団体戦も準優勝を飾ったばかりだった。3年生が引退し、部員がゼロになったという。 同校によると、スポーツ特待生を積極的に受け入れ始めたのは1990年代半ば。地元の生徒たちに自信をつけてもらうのが狙いだっ
体長2メートルに達し、“丹後の幻の魚”と呼ばれるイシナギが、京都府京丹後市丹後町の経ヶ岬沖で釣り上げられた。 府立海洋センター(宮津市)によると、イシナギは水深400~600メートルに生息。1950年代には漁師が一本釣りで水揚げすることもあったが、最近では市場に出回ることもなく、ほとんど姿を見かけなくなったという。 釣ったのは富山市の会社員・宮田昌輝さん(45)。25日午前7時30分に宮津市のヨットハーバーを出港、昼頃に経ヶ岬沖約25キロ地点で約20分間格闘し、体長約1.7メートルの大物を釣り上げた。夕方に帰港すると、話を聞いた釣り客らが集まり、驚いた様子で見入っていた。 「まるで地面を釣り上げる感じだった」と宮田さん。「子どもの頃から釣りをしているが、こんな大物は初めて」と振り返り、笑顔で記念撮影に応じていた。
猪瀬直樹・東京都知事(67)陣営が昨年12月の知事選の「選挙運動費用収支報告書」に記載した事務員らの人件費や宿泊費を巡り、事務員ら4人が読売新聞の取材に「金は受け取っていない」と証言した。 4人への支払額は計103万円に上るが、架空計上の疑いが強い。記載が事実と異なれば公職選挙法違反(虚偽記入)にあたる恐れがある。 猪瀬知事は、選挙違反事件で捜査を受ける医療グループ「徳洲会」側から知事選直前に5000万円を受け取った問題を巡り、都議会で追及を受けている。16日から開かれる都議会総務委員会では、今回の虚偽記入疑惑も問題となりそうだ。 収支報告書によると、猪瀬知事は、17日間の選挙期間中、事務員6人とウグイス嬢ら車上運動員11人の計17人に報酬として1日1万~1万5000円、計294万円を支出。事務員ら4人に計81万6000円の宿泊費を支払ったとされる。 しかし、事務員3人と車上運動員1人の計
過重労働やパワハラで若者を使い捨てにする「ブラック企業」について学べるセミナー「いわゆる『ブラック企業』を見抜く力」が、12月16日に開催される。 主催する神奈川県は、参加者を募集している。 セミナーでは、若者の労働相談に取り組むNPO法人「POSSE(ポッセ)」(東京)の今野晴貴代表が、ブラック企業の見分け方や、入社してしまったらどうするかなどについて講演。ブラック企業の典型的な特徴や、相談窓口を紹介したパンフレットも配布する。 対象は県内在住・在学の就活生や、県内で働く若い労働者とその家族ら。参加無料。会場は、横浜市中区の県立かながわ労働プラザで、定員250人。午後6時半~8時半。参加希望者は事業所名か学校名のほか、氏名、住所、電話番号を明記し、県労政福祉課(045・210・8873)にファクスする。
盗撮行為を厳しく取り締まるため、カメラを下着などに向けて差し出す行為自体を禁止。現行の条例では対応できないソーシャルネットワークサービス(SNS)などによる嫌がらせも規制対象とする。来年3月の県議会定例会での可決を目指す。 同条例は1999年の施行で、ピンクビラの配布を禁止するために2006年に一部改正された。ただ、IT技術の発達などで悪質・巧妙化する最近の犯罪には対処が難しくなっていたため、2度目の改正に踏み切ることになった。 見直されるのは、〈1〉盗撮行為の取締対象を拡大〈2〉電子メールの連続送信など、多様化する嫌がらせ行為を禁止〈3〉罰則の強化――の3点。 現行の条例では盗撮画像の確認をしなければ取り締まることができない。このため改正では、カメラを衣服で覆われた下着などに向けて差し出す行為自体を禁止とする。背景には、スマートフォン(高機能携帯電話)のシャッター音を消せるアプリを使った
有明海沿岸部の漁場で養殖ノリを食べるカモ(2011年12月、福岡県柳川市沖の有明海で)=福岡県水産海洋技術センター有明海研究所提供 全国有数の養殖ノリの産地・有明海で、養殖中のノリが一晩から数日で消えてしまう原因不明の被害が数十年前から多発し、福岡県が調査した結果、付近の河川から飛来したカモ類の食害であることがわかった。 ノリの種付けを10月中旬に控え、一部の養殖業者は漁場周辺にカモ類の侵入を防ぐ網を張る対策に乗り出し、県も撃退策の検討を始めた。 福岡県水産海洋技術センター有明海研究所などによると、被害は主に同県柳川市から大牟田市に至る約10キロの沿岸部で発生。養殖中のノリが突然消える現象が頻発し、昨年度の被害額は約2450万円に上った。 一部の網のノリが刈り取られたようになるため、養殖業者の間では「バリカン症」と呼ばれてきたが、原因は分かっていなかった。 同研究所は2010年度から調査を
全国公募で大阪市西淀川区の市立小学校長に今春就任した民間出身の男性校長(50)が今年6月、「民間出身校長の採用の参考にする」と偽り、校長としての自身の評価などを保護者らに尋ねるアンケートを勝手に行っていたことが分かった。 市教委は7月下旬、男性校長を厳重注意し、校長はアンケートの回答者らに謝罪文を配布した。 市教委によると、アンケートは教職員や保護者ら約80人を対象に実施。「民間人校長が在籍する学校にのみ行っている」「校内で開封されず、教育長に送られる」などと記載した上で、校長としてのリーダーシップや保護者との協力関係の有無などを質問する内容だった。 市教委は7月、学校関係者の指摘を受けてアンケートの事実を把握。校長から回答用紙を回収した。市教委が公募校長らにアンケートを指示した事実はなく、市教委は「権限を逸脱し、不適切だった」として校長に厳重注意した。校長は市教委の調査に「公募校長制度を
【リオデジャネイロ=平山一有】「お家芸復活」を期待したくなる躍進だ。 昨年のロンドン五輪で金メダルゼロと惨敗した男子柔道が、26日からリオデジャネイロで開催中の世界選手権で、開幕から3日連続で優勝を飾った。金量産の陰には、昨年11月に就任した井上康生・新監督(35)の言葉の力があった。 井上監督は28日の73キロ級に出場した初出場の大野将平選手(21)(天理大)に、こう語りかけて畳に送り出した。「もう彼らの時代じゃない。お前らの時代だ」。初戦でぶつかる24歳の韓国選手は元世界王者で、五輪メダリスト。相手の実績に萎縮する新鋭に自信を持たせると、大野選手は格上を圧倒して一気に頂点まで駆け上がった。 井上監督は選手の自主性を尊重し、対話を繰り返すことで信頼関係を築いてきた。前日までに登場した2人の金メダリストにかけた言葉にも、その信念が表れている。神奈川・東海大相模高、東海大の後輩にあたる60キ
女子高校生に工学部に興味を持ってもらおうと新潟大工学部が、女子学生の目線で学生生活を紹介する冊子「工学女子」を発行した。 初の試みで8、9日に開催されたオープン・キャンパスなどで配布した。 今年5月現在、工学部の学部生約2000人のうち女子は236人で、女子学生の割合は大学内で最低。学部長の金子双男教授は「工学は数学、物理、化学などを基礎に実際の物作りを行う。商品開発など女性の目線が欠かせない」と、女子学生の活躍に期待する。 同学部では昨年10月、工学部祭に合わせて「目指せ!工学女子」と題したイベントを開催。同学部にメンバーの1人が在学するご当地アイドル「Negicco」が参加するパネルディスカッションなどを行ったが、高校生の来場は期待よりも少なかったという。 そこで今回は「オープン・キャンパスは時間が限られる。じっくり読んでもらえるものがいい」(野口亜希子学務係長)と冊子を作ることにした
滋賀県は12日、野洲市北桜の県森林センターの裏山で、最悪の場合、命にもかかわる猛毒キノコ「カエンタケ」が見つかったと発表した。 甲賀市水口町の「みなくち子どもの森自然館」近くの山中でも確認されており、県は「見かけた場合、絶対に触れないように」と注意を呼び掛けている。 同センターによると、カエンタケは触れると皮膚がただれ、食べると運動や言語の障害を引き起こし、死亡するケースもある。 県森林センターは8日、センター近くの山中の3か所で見つけた。カエンタケは一般的には3~15センチの大きさで、円筒形で人の指のような形にも見える。表面は赤色やオレンジ色だ。1999年には新潟県で死亡例の報告があり、90年代には各地で中毒例があった。 カエンタケは高温多湿を好み、梅雨から秋にかけて繁殖し、今が繁殖のピークとみられる。 センターは「県内のほかの場所でも繁殖している可能性がある。子どもが珍しがって触らない
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