ところが同作は、その後の興行成績が伸び悩む。中国の映画レビューサイト『豆瓣(ドウバン)』の評価は荒れ、しばらく経つと「星」の数が非表示に。不評の主な理由は、シリアスな歴史問題と作品全体のトーンの不一致だった模様だ。同作は監督の熱意とこだわりが随所に見られる大作だったが、その熱量が多少、空回りしていたのである。 たとえば、作中では大日本帝国陸軍の施設内で謎の花魁道中が始まる。さらに日本軍人がふんどし姿で山笠祭りを始める。加えて中国人女優が演じる日本軍の女性士官・今村佳代が「ブコロスゾー」と叫びながら日本刀を振り回し、ハチマキ姿で半裸の日本軍人が屋外の生体実験場で万歳をする……と、個性的なシーンが山盛りだった。

